雪のあとの週末 | yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

「おお~!」

2年ぶりにまとまった雪が降った(といっても東京は積雪8cm)2/6(火)の夕方、

東京港野鳥公園のブログをチェックして思わず声がでました。カシラダカの群れ120羽近くの

目撃情報。山ではもっと積雪もあったでしょう、餌を求めて里に降りてきたようです。

 

9(金)のテレワーク日、もしや・・・という期待と共に早朝、明治神宮へ。

ポイントに着くと・・・「ツッ」という優しい声・・・やはりいました!

しかし、非常に警戒心が強く、地上で採食していても、すぐに飛び立って落ち着きません。

とても近寄れず、写真もまともに撮れず。わずかに3羽でしたが嬉しい出会い。

 

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昨日10(土)は、郊外、自然豊かな武蔵野の緑地帯へ。約1カ月ぶりの訪問、雪の影響で

ここにも何か来てるかも?というワクワク感あり。

 

公園入ってすぐ、鳥の気配はいたるところに。冬枯れた草地のある開けたエリアに着くと、

またあのツッ、という声。驚かして飛ばさないようにゆっくり目を凝らします。

 

前方にいました、ここでもカシラダカ。でも遠いし、草に紛れて見づらい・・・


しばらく見ていると、こんなにいたのか?と思うほどわらわらと飛び立ち、真上の木に

とまります。数十メートル先のワンちゃんに驚いたもよう。こちらも警戒心が強い・・・

と思ったら、低いところ、数メートルの近くにとまっている1羽が。

 

近くで、どれほど君に会いたいと思ったことか・・・

 

すぐに30羽ほどのカシラダカの群れに会えて、これだけでも幸せいっぱいです。

 

森にはカラ類混群がいたるところに。そして前回も何度も出会ったアオゲラも混じります。

同じ個体なのか警戒心低め、近くで見れます。

 

コゲラとは違って、木をつつく音がとにかくパワフル、探すのに役立ちます。

 

気温も上がってきて、増々小鳥達も活発に。シメが近くに飛んできたり。

 

湿地に木道を張り巡らせた、緑の濃い、そして鳥影も濃いスポットに到着。ゆっくり時間を

かけて周ります。アオジらしき声、クロジかも?姿を見たくてじっとしていると、真上からも

声が・・・針葉樹のこずえに3羽ほどのキクイタダキ。写真は撮れなかったものの、

これまた嬉しい出会い。

 

前回は声だけだったカケスが遠いながら目立つところに登場してくれたり。

 

突然アカゲラの声が、青と赤、両方会えるのはありがたい!

ミソサザイ狙いのカメラマンさんの1人から何がいるのか尋ねられたので伝えると、

みなさんで撮影大会に。

 

すると遠くの木道からチョッチョッ、とミソサザイの声、目立つ木道のうえに居座り、

やたら騒いでいます。「アカゲラも撮りたいし、ミソサザイも、なんで一緒に出るのォ!」

という声があがります・・・同感。

 

イカルやマヒワはまだやってきていないようでした。早春に期待です。

 

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そして今日は、さらに西へ。連休中日、高尾山は混んでそうなので、裏高尾エリアに。

 

バス停降りるといきなりカシラダカ。さらに山からウソの声も。幸先よい!と思い林道を登っていきます。

 

しかし・・・その後はまったく鳥の気配なし・・・。静まり返った、暗~い林道をひたすら

てくてく登ります。所々、残雪があり、凍結した道が滑るすべる・・・

 

途中少しだけ明るいところで、やっと鳥の声、ホオジロだけでもありがたや・・・

雪の光が反射して綺麗です。

 

それにしてもこの静寂・・・突然フィッ、とかすかな音がした気が・・・!

正体は、自分の足が内股になった時にズボンが擦れる音でした笑

 

これなら葛西に行ってた方が楽しめたかも、貴重な連休中日を無駄にしたかも、

トホホ・・・そんな思いがよぎりつつ、そうこうしているうちに城山山頂に到着。

 

それでも雪景色の山は気持ちが良く、あの暗い林道を引き返すのもなんなので、

予定変更、思い切って高尾山まで縦走することに。雪道を進みます。

 

凍結したところがとにかく滑るので怖く・・・アイゼンつけている方も結構いらして、

なめてました。なんとか一丁平に到着、小休憩。高尾山頂方面に歩み始めた時でした。

 

フィ―ッ、とウソの声、目を凝らすも見つからず。未練がましく、ひっきりなしに登山者が

上り下りする登山道、邪魔にならないように脇で待機します。声のする方に登ったり降りたり。

 

突然、至近からフィーッ!声のする方を見てビックリ、登山者のすぐ頭上に覆いかぶさる

カエデ科の木にシルエット、肉眼でもハッキリ見えます。その距離、わずかに3~4m。

 

哀れに思った山の神が遣わしてくださったか・・・綺麗な♂のウソ。

 

時々場所を変えて、熱心に種子をついばみます。意外に体がやわらかい!

 

すぐ真下をワイワイガヤガヤ大声で談笑する登山者グループが通っても意に介せず。

もぐもぐタイム中は警戒心、一切無いもよう。

 

真冬の山の中でオスの綺麗な桃色を見ると、しばし寒さも忘れます。

 

ウソの食事は30分近く続いたでしょうか、満足したのか、サーッと森奥に消えていきました。

 

その後は引き続きさっぱり、4号路は閉鎖、とにかく初詣のような人出、とても鳥見どころ

ではなく、結局期待したマヒワにも出会えず1号路から下山。しかしよく歩いた・・・。

 

カシラダカは雪が消えるとまた移動するのでしょうか?そろそろ冬鳥シーズンもピークを過ぎ、北帰行を開始する冬鳥もいる中、移動途中の思わぬ冬鳥に出会えるかも・・・楽しみです。