葛西臨海公園(2023/2/18) | yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

今日は3週間ぶりに葛西へ。15度くらいまで気温上がるという予報ながら、海沿いのせいか風は冷たいです。

 

まずは西渚をチェック。相変わらず、沖合にはものすご~い数のカンムリカイツブリとスズガモが浮かんでいます。クロガモやミミカイツブリの情報も目にしましたが、とてもじゃない、一気に探す気が失せました(笑)。少し離れたところに数羽のハジロカイツブリも。ミヤコドリや、前回見たハマシギ&シロチドリを期待するも、カキ礁や干潟も出ていないのでまったくおらず。

 

東渚は、前回は猛禽でも出たのか、1羽の鳥もいなかったのが、おびただしい数のカワウたち・・・そして、わずかながらカモメ類も。冬の葛西に来て、ここ2、3年、カモメ類を見かけることがホントに少なくなった気がします。ミサゴは2羽同時に確認。

 

どれも距離があり過ぎ、ゆっくり観察、という感じではないので早々に公園西側へ。なんとなく、前回よりさらに静かな感じがします。BBQ広場のジョビ君は不在、でもアオジやウグイス、シロハラが出迎えてくれホッとします。

 

歩いていくと、突然、目の前の地面を小走りに動くものがいてドキリ・・・ツグミです。今季、ここまで近距離で地上に降りたツグミをはじめてみました。赤味が強く、ザ・ツグミ的な、綺麗な個体です。そろそろ北帰行に備え、エネルギーを蓄える時期でしょうか、一生懸命採餌しています。

 

 

さらに奥に進み、芦ヶ池あたりで、ベンチに座ったカメラマンさんがカメラをやぶに向けています。便乗させていただき、双眼鏡で探すと・・・背中が見えました。シロハラ?そして横を向くと・・・キレイな赤褐色のお腹、「アカハラ!」でした。そしてそのすぐ横では仲良く?ジョウビタキの♀が1羽ひらひらと。

 

 

ノイバラの実に来たアカハラ、逆光でしたがお顔もハッキリみれました。

 

 

そしてのその奥のマツ林には、ビンズイ達も健在です。

 

 

やはり葛西、裏切りませんね~!しばらく小鳥達を堪能したあと、ランチ挟んで、鳥類園へ。

 

コサギも夏モード、オシャレな冠羽が生えていました。

 

 

池は相変わらずガランと・・・。ハシビロガモ数羽にコガモ数羽。下の池一周したりノンビリ散策モードに。”クイナ池”に行くと、律儀にすぐにクイナが出迎えてくれます。今日はヒクイナには出会えず。

 

 

このまま今日は撤収かな、日も傾きかけてきて、クイナをノンビリ観察、そんな時に、本日のクライマックスがやってきました。近くのベンチにいた数人のカメラマンさんも移動、ひとりでじっくりクイナを見ていると、さーっとクイナが藪へ。そして、周囲に群れていたヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ達が徐々に騒がしくなり・・・その騒がしさがどんどん増して、次々に小鳥達が飛び出します。シジュウカラの警戒音も・・・明らかに、駅方面から何かがこちらに向かってやってきて、逃れるようにヒヨドリやムクドリもこっちに向って飛んできます。次の瞬間、目の前の常緑樹にいたヒヨドリやムクドリが、まさに蜂の子を散らしたように四方八方に逃げまどいます。そこに、茶褐色の眉班の目立つタカが、翼を常緑樹の枝葉にぶつけながらバサバサっと、物凄い俊敏さでムクドリを追いかけ回します。

 

一瞬でした・・・ムクドリをとらえたようです。様子を伺うため近づくと、アシ原から飛び立ち、駅方面へアッという間に飛び去りました。距離10mも無かったです、もちろん、一瞬の出来事、唖然として写真は撮れず・・・

 

先日の不忍池に続きハイタカの狩りを目撃。でも、捕まってしまったという事実、そして目の前で逃げまどう小鳥たち、ヒヨドリに比べると明らかに飛行時の俊敏さで劣るムクドリの姿が目に焼き付き・・・ハイタカも生きるために必死なのはわかっていても、興奮!という気持ちにはなれず。

 

帰路につくため駅に向かう途中、あの捕まってしまったムクドリ、今朝目覚めてねぐらを飛び立った時、まさか今日が最後の日、命尽きる運命が待っているなど、きっと思いもよらなかったかだろうな、と・・・夕暮れ時にねぐらに帰る数羽のムクドリを見ながら、そんなことを思ってしまいました。