エンジン調整 | マギィのだいじょぶっス!ブログ

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しばらくサボってたSRのエンジン調整をします
(`・ω・´)ゞ

※ 今回の作業は間違えるとエンジンに重篤なトラブルを引き起こす恐れが有ります
何か有っても責任取りません、当記事を鵜呑みにはせず、自己責任でお願いします

まずはガソリンタンク/シートを外します
ガソリン入ったたまの移動~保管は重いですし、落下やガソリン漏れ防止で予めガソリンを抜いときます
(ツーリングの帰宅前に給油したので満タンw)


必ずエンジンが冷えた状態で初めます
先ずはカムチェーン調整
テンショナーをカバーするキャップを外して画像の大きいナット「ロックナット」を軽く緩めてから調整します

中心のマイナス溝のアジャスターにドライバー当てて小さい6角を回すんです
さっきの画像の様にマイナスとナットがツライチになればおk!

調整前はアジャスターが2~3ミリ沈んでました

順番が前後しちゃいますが、キャップ内にロックナット付いたま外れちゃったので見えません
スンマスン

キャップはアルミ製
キズ付き易いのでウエスを挟んで回すと良いですよ
Oリングが入るので外して掃除してラバーグリスを塗っときました
(`・ω・´) オイル垂れに注意


次はタペット(バルブクリアランス)調整
ヘッドカバーからフレームへと繋がるエンジンハンガーを取り外しました

コレ外してもエンジンが落ちたりエンジンがずれたりはしないのでダイジです

スパークプラグと左カバーを外し、ピストンが一番上に来て吸気/排気バルブが押されていないフリー状態、圧縮上死点を出します

フライホイールを左回転させてクランクケースの凸とフライホイールの印を合わせます
プラグ穴に指置いてピストンからの圧縮を感じるのも手です

T(トップ)と ⇐フライホイールの回転方向
マジックで書いとくと分かり易くてメカニック感有ってカッチョ良い🎵


SRのエンジンですとフライホイールを回す度にプラグ穴からバルブとピストントップが見えて来ます
なんでピストン上部が濡れてるんだぜ・・・
アクセルにもキックペダルにも触れてないのに
(´⊃ω⊂`)   
理由は分からないでも無いが見なかったコトにしとこう

ヘッドカバー前後のキャップを外すとロックナット/タペットアジャストスクリュー/ロッカーアームが見えて来ます

圧縮上死点が出ていれば吸気/排気側ともに微かにカチカチ動くのが正解
このカチカチのスキマを調整するのがタペット(バルブクリアランス)調整

サービスマニュアルのクリアランス幅はコチラ
双方の間を取って、
インレット   0.7mm~0. 8mm
エキゾースト  0.15辺りにしてます

夏場は熱膨張を考え若干広めにしてます
で、そのまま1年経ったりしてます
(´・ω・`)


手前に伸びるケーブルは先日、新造/延長したデコンプケーブル
ワイヤーを引くとアームが引かれてカムが回り排気バルブを押し下げて圧縮を抜く仕組みです

まずは吸気側から
シックネスゲージ(隙間ゲージ)を差し込んで現在の隙間を測ってみる
吸気側のスキマが広くなってましたが、意外にも排気側はほぼ変わりは有りませんでした

6角ロックナット緩めて頭のアジャストボルトをラジオペンチで回してビミョ~~なスキマ調整
スキマをシックネスゲージで図るんですが、
ちょっとしたコトで大きくズレますし、ロックナットを締めるとスキマも変わり易いので慣れないウチは相当イジヤケます

吸気側が終わったら次は排気側
その前にフライホイールを2回転させてもう1度圧縮上死点を出してから調整
ヤマハのサービスマニュアルには1回転回す 
と書いて有りますが2回です
ソレが分からない方は作業しないのが良いと思います
パーツリスト/サービスマニュアルにも間違いが有ったりするので要注意です

排気側も同様の作業で0.15mmに調整
シックネスゲージを引き抜く際の加減がこれまたビミョ~
キツ過ぎてもダメだし緩いのもダメ

羊羮を切る感触なんて言われてますがココらは経験するしかないですよね
規定値より僅かに大きいゲージが入るなら調整やり直しです

今回、KTC製、アストロプロダクツ製、不明ブランド製の各シックネスゲージを使ってみました

KTC製が大きさや形状が一番使い易く、細かい設定が出来るので大活躍してくれました
随分とボロくなったので新たに同じモノを買い直します

クランクケースとカバー間にはガスケットが入るので今回は新調しました
随分前(14年以上)に買ったモノなので部品番号は変わってるかも?

ヤマハのパーツリストアプリおすすめです

もう1度、上死点・クリアランスを確認したらエンジン始動
カチカチカチカチカタカタカタカタとタペット音やチャラチャラチャラチャラとカムチェーン音は端から無く、調整しないでも良かったかな?
と思ってましたが、1万キロ以上ノーメンテ状態、実際に作業すると雑多なメカノイズが消えて本来の静かな?エンジン音になりました🎵

エンジンの調子が上がったかは分かりません
(調子良くなったはする)


タペット音に関してはコチラ様の動画が分かり易いです

キャブやマフラーはノーマル(初期型用2J2)この後パイロットスクリューを調整
規定値から1/2戻しで燻り状態~1/3戻しの濃い目にしたらやたら調子良く別物になりました🎵
規定値に合わせるのは大事ですが、場所によっては大きく外してみるのも大事ですね

(・∀・)ノシ
長文スマソ