私の昔話13 うつ病体験記5 浴びせられる言葉 | 恵子のブログ

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魂のオモリを外すヒーラーであり、エネルギーを楽しむ恵子のブログです。
高次元の存在と共に行うエネルギーワーク、ヒーリング個人セッションを施術する人です。
ヒーリングサロンPOLARISを運営し、スピリットとしての本来のあなたにつながるお手伝いをしています。

以前、うつ病は多大なストレスにより

脳内のセロトニンが欠乏して、

脳が正常に機能しなくなることで起こる

病気と言われていました。

 

そのためか、記憶が曖昧なことも

多くありますのでご了承ください。

 

なお、うつ病の原因について、

現在は様々な仮説が提唱されているようです。

 

 

 

 

以前の話はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠い昔の話です。

 

 

 

上の子が年長さん、下の子が1歳の頃に

うつ病になりました。

 

 

最初に出た症状は気分の落ち込みでしょうが、

自覚があるのは不眠です。

 

 

寝付けず、やっと眠れても悪夢によって

2時間程度で目が覚めてしまい、

また寝付けず、朝になってしまう・・・。

 

 

小さな子どもがいると、

朝6時以降に寝直すことはできません。

布団の中でゴロゴロしながら朝を迎え、

寝不足のまま行動開始です。

 

 

長すぎる夜にダメージを受けます。

気分が晴れることはなく、

眠くてイライラし、

抗うつ剤パキシルの副作用でもイライラし、

子どもに対して怒ってばかりになりました。

詳しくは上のリンク「私の昔話10 うつ病体験記2」

 

 

鬼ババアと言う言葉がぴったりなくらい、

怒ってばかりいました滝汗

 

 

でも、抗うつ剤と睡眠薬のおかげで、

人間らしい日々の営みを、

ある程度は送ることができました。

 

 

それでも感情のコントロールが苦手で、

思考回路が正常でないのは残っていました。

 

 

ただ、こういうことをほとんどの人が知りません。

そして、浴びせられる言葉があります。

 

 

 

何かの集まりに声をかけられて出席すれば、

 

「うつ病でも来れるんだ」

 

 

 

近所の立ち話で笑顔を見せれば

 

「うつ病なのに笑ってるじゃん。」

私に直接ではなく、こんなこと言ってたよ、と言われました。

 

 

 

だいぶ回復した頃には

 

「KEIが入院した時、

 子どもたちは寂しがらなかった」

 

 

 

これらの言葉は、

悪意を持って放たれたものではありません。

だから余計に厄介です。

 

 

 

「誘われたから頑張って来たのに、

 そんなこと言うなら誘わないでよ。」

 

「うつ病だと笑っちゃいけないの?」

 

「その言葉に何の意味がある?傷つけたいの?

 それとも感謝をしろと?」

 

 

 

「笑ってるじゃん」でショックだったのは、

国指定の消化器の難病の方による発言です。

薬がないと下痢が止まらない人です。

薬のおかげで日常生活を送れている人です。

それでも、こんなこと言うんだ・・・

 

 

そういう病気の人に対して、

「外出してるじゃん。

 下痢が止まらないんじゃないの?」

なんて言いませんよね。

 

 

でも、うつ病相手だと言えちゃうみたいです。

人間性かもしれませんが

 

 

「ホントだね」

「そうだよね」

と相槌を打つ人もいました。

 

 

私に知らせてくれた人は、

「うつ病だって楽しければ笑うでしょ」

って言っといた!

と言ってくれましたが、

同じように思ったからわざわざ伝えて来たのかな、

と思ってしまいます。

完全に人間不信でした

 

 

「こんなこと言ってたから信用しちゃダメよ」

と言う話の流れではありましたが、

正直、誰も信じられなくなります。

 

 

「子どもたちは〜〜〜」は、

私がだいぶ回復したから伝えた、

という思い出話です。

伝える意味がいまだにわかりません。

この言葉に傷つかない母親はいないと思います。

 

 

 

色々思い返してみると、

うつ病って、一般的な人たちにとって、

未知の病気なんだろうな・・・

というところに行き着きます。

 

 

下痢がひどければ下痢止めを、

咳が止まらなければ咳止めを、

頭痛がひどければ頭痛薬を服用しますよね。

 

 

ひどい症状を一時的に抑えるためだったり、

病名がついて、治療薬があれば治療のために

薬を服用しますよね。

もちろん薬に頼らない人もいますが

 

 

うつ病だって同じです。

 

 

うつ症状を改善するために毎日薬を飲み、

ヒトが生きるために必要な睡眠を得るために、

毎晩睡眠薬を飲み、

起きて活動できるよう意識もします。

 

 

保護者の集まりに誘われれば、

社会活動のリハビリと思って、

気分が乗らなくても頑張って参加します。

 

 

「来れるんだ」

「行けるんだ」

「笑えるんだ」

「笑ってるじゃん」

 

 

これらは本当によく聞く言葉です。

そして、自分に向けられていなくても、

「ああ、そうやって思われてたんだな」と、

傷つく言葉です。

本当は、大きなお世話なんですけどね。

 

 

 

「来られてよかったね」

「行けてよかったね」

「笑えるようになってよかったね」

 

 

 

考えていること、思っていることが同じでも、

よかったね、なんて思っていなくても、

こう投げかけられたら全く違います。

 

 

 

「うん、ありがとう。だいぶ良くなったみたい。

 リハビリと思って頑張って来てみた」

「うん。だいぶいい感じ。ありがとう」

 

 

こんな風に答えられるかもしれません。

 

 

 

うつ病の人は傷つきやすくなっています。

罪悪感をたくさん抱えています。

普通の人でも傷つきそうな言葉には、

きっとザックリとえぐられています。

 

 

何も言わないでいられないのであれば、

ちょっとだけ言葉を選んでもらえると

ありがたいですおねがい

 

 

そして、うつ病は、

顔面の神経が麻痺する病気ではありません。

言葉が理解出来なくなるわけでもありません。

感情がなくなるわけでもありません。



もともと、とても気を使う人たちです。

誘われれば参加する努力をします。

話しかけられれば会話もします。

気を使ってこちらから話しかけもします。

楽しければ笑います。

愛想笑いもします。



故障したロボットとは違うんですよぐすん






うつ病の方へ

 

 

 

配慮のない言葉に傷つく必要はありません。

 

疑問がうっかり口から

出てしまっただけかもしれません。

 

ちょっと言葉が足りなかっただけかもしれません。

 

人の心を持ち合わせていない

未熟者かもしれません。

 

 

大人の皮を被った子どもかもしれません。

中身が外側に追いついていないという意味

 

 

 

気にするなと言っても

気にしてしまうかもしれませんね。

 

 

「何の助けにもならないヤツが何だよムキー

とイラっとしても、

 

「そんなこと言わなくても・・・」

と泣きそうになっても、

 

 

 

「けっ! 出たよ。うつ病あるあるパンチ!

 

 

と受け流しちゃいましょうウインク

 

 

この先何度も出会う言葉です。

いちいち傷つくなんてもったいないです。

 

 

 

そして、何か楽しいことでも考えましょう照れ

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。