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YOSHI DESIGN

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ルーテル市谷ホールにて、アーサ弦楽合奏団のコンサートを聴く。

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの合奏団。

17名からなる結成8年目のアーサ弦楽合奏団。

久しぶりのクラシックの演奏会なので

耳慣れしておこうとCDで予定演奏曲を聴いて予習してはいたが

演奏を聴いた途端にCDとは全く違う、生演奏の音に引き込まれてしまった。


フランスバロック音楽の作曲家ルクレールから始まり

ボロディンのノクターン、ヴィバルディの春と

お馴染みの曲が続き、

シベリウスのアンダンテ・フェスティーヴォ

バッハのG線上のアリア、シャコンヌで締めていました。



ヴィバルディ「春」の聴かせどころの春雷のソロは

心躍らせる情景の展開が続いて素晴らしかった。

まるでジャズのインプロヴィゼーション(即興演奏)です。


またバッハのシャコンヌも

主題のバリエーションが何度も何度も続き

おお、いつ終わるんだ、なんて思いながらも

もっといけ!いけ!てな気分になってしまい

おいおいバッハはジャズか?

と自制しながも静かにノってしまった♪

いやいやクラシックでグルーブとは

なかなか新鮮な体験でございました。


        雲を追い 夢追いかけて 冬北斗
おなじみ人気ドラマの劇場版。

久能整(くのう ととのう)くん、これまたお約束の名セリフであります。




























引用画像:チャンネルNECO


と「女の幸せ」の一言で

女性が束縛されてしまう。

それに気が付かない

無邪気な感性に

気をつけましょう。



       きれいだね 名残りの月に ひとりごと


茅ヶ崎美術館でみた「柳原良平」展で

この本が展示してあった。

実は昔、持っていたのだが時とともに行方不明となっていたのを思い出した。

そんな矢先、オンラインでブックオフに注文した別の本を取りに行った時に

ワゴンセールの中に、この本を発見!

即ゲット!(何と110円) ん十年ぶりの再会。

なんか縁を感じるなぁ。


タイトルからグルメ的なジョークの紹介のように感じるが

酒席をメインとした食卓でのジョーク集であります。

ほとんどエロチック・ジョークでして

世界各国のお国事情を絡めた

下ネタのオンパレードであります。

おおらかではありますが、現代では

やはり男性目線に写ってしまいますので、

無邪気も程々にしたほうがよろしいでしょうね。


ご丁寧に英訳までついておりまして

外交の席にもお役に立つとのこと?

国家安泰でありますかね??



開高健が9ヶ月かかって、アラスカから南米大陸の最南端までの旅行で

採集した小話で、食事の席で披露したら

サントリーの佐治社長が面白い!と言って

毎月一回、ウィスキーの新聞広告に使ったそうです。

軽いのを一編だけご紹介いたします。


    モスコーにて

    一人の男が、書店で

    「男は女の支配者」という本は

    どこに置いてあるとたずねたら、店員がそっけなく

    「空想小説なら隣の売り場です」と答えた とか。



     もし汝が賢ければ、笑え。マルティアリス(ローマ時代の風刺詩人)



日本民藝館のあとに、ランチをしようと思って、

駒場東大前をブラブラしていたら

古本屋に遭遇してしまった。

そうか学生街だからと思いながらも

店の前の幾つもの本棚のランダムな並びに惹かれて

つい物色してしまった。



この本棚はジャンルごとに配列されていて

実にわかりやすい。

興味のない分野でも気軽に手に取りやすく

ランダムなようで、どうしてなかなか計算されているのかも。

コンパクトな本の森の演出がいい感じ。



でお買い上げはこちら。

普段着の着物を好んだ白洲正子(しらすまさこ)さん。

美意識がまさに「用の美」であります。

民芸館の帰りにピッタリなチョイスでありますね(笑)




と少し先へ歩いていったら

シンプルな店構えの定食屋へとたどりついた。



ブリの塩焼き。

ご飯との相性バッチリ。

ボリュームもたっぷり。

しっかり完食したら

その日の夕飯はパスしてしまった。


駒場東大前また来たいな。





日本民藝館にて「芹沢銈介の世界」をみる。



「丸文伊呂波屏風」



伝統的な手法による染色家だが

その作品は実にモダンでそのデザインセンスが、

「キラッ!」と刺さってしまいます。



カルトンとは「紙ばさみ」のことで

スケッチなどを挟んで携帯するもの。

いやいやデザイン科の学生時代を思い出しますね。

こんな素敵なカルトンではなく、ただの厚紙でしたけど。



こちらはアルバム。

プリントされた写真を貼り込んだアルバムは、もはや遺産みたいだな。



下書きのラインは実に繊細な感じだけど



型を切り抜いていく工程では、結構スピーディで大胆なカットワークだ。



染色もささっとした感じで、快適です。

和服姿も馴染んでいて、まさに「用の美」を体現しているかのようであります。



こちらは「伊曽保物語」。そうイソップ物語の「うさぎと亀」であります。

花と草で道程を表し亀を同色した文様表現に

怠けているウサギを墨一色にしたコントラスト。

もうこのセンスにまたまた「キラッ」と刺さってしまうんですね。







「御滝図のれん」このシンプルさ!

那智の滝のエッセンスが見事にフォーカスされていますね。



民藝運動家の柳宗悦によって1936年に創設された日本民藝館。

木造の蔵造り風の建築空間が、何とも心地よい。

物と無心に向かい合うべきだという

柳宗悦の信条ここにあり、であります。




茅ヶ崎市美術館にて「柳原良平 展 ごきげんな船旅」をみる。



テレビコマーシャルでお馴染みのアンクル・トリスのおじさんです。

原画を見るまで知らなかったのだが

これは切り絵のイラウトレーションであります。



出航の投げテープもキレイにカッティングされていて

海風を感じますね。



秋景色の山下公園も、全て切り絵。

海の色が紫で、空の色が赤紫。

秋の紅葉を海と空にまで落とし込むバランス感がすごいな。


切り絵は、今ならばカッターナイフで切り込みますが

当時(1950年代)はカミソリの刃でカッティングしていたそうで

けっこう指を切っただろうなと想像してしまった。



こちらも空と夕日を、色の配色と構成で実に

モダンな詩情感を出していますね。


切り絵は大学時代に

ウィーン工房出身のデザイナー上野リチから学んだと知って

おお!どこかにアールデコのセンスが潜んでいるかも

などと思ったりしてしまった。



マティスの切り絵は、

切り口のギザギザや接着ノリのベタベタを

残しているので体温のような温かみにアートを感じるけど

柳原良平の切り絵は、その手作り感を控えているので

デザインとしてのイラストレーションの完成度を感じる。

でも(のほほん)とした気分があるのは、

それが「洒脱」だからなんだね。


画像は引用写真

今年4月に国立新美術館で見た「マティス展」より

切り絵をピックアップしてみた。

下書きの鉛筆線や

ハサミの切り口、糊の貼り重ねなどが

残っているリアル感が味わいだ。




有名な「ブルーヌード」

実際に見ると、重ね重ねしていて

ブルーの濃淡と鉛筆のひょいひょい感が

ボサノバ?しています。




司祭服のデザイン。

月と月光をモチーフにデザインしているよう。




こちらは昼の「陽光」でありますね。

思いっきり光合成しましょう♪  てな感じ。




これはなんでしょう?

テキスタイルデザイン?

リズムが縦横斜めとパーカションかしらん。


切り絵の色紙は

マティス自身が彩色して作った色紙で

それを自在に切り抜いている。

手が不自由になって筆が持てなくなったから

切り絵にしたというが

ハサミのカットで、ここまでできる方が

驚いてしまう。


再放送となった朝ドラ「カーネーション」から

糸子(尾野真千子)に洋裁を教えることになった

根岸先生(財前直見)の名言であります。





いやいや何度聞いても素晴らしいお言葉。

品格とは、マナーと教養

誇りとは、プライド。

夢や希望は、自分が自分となること。

アイデンティティの確立でありますね。



これは服を作る側の志ですね。

では服を着る方はどうしたらいいのでしょう。

品格も誇りも、夢も希望も・・・なんとやらでありますけれど


人生には

バッドマナーや無教養も、自己嫌悪も失望もあるわけで

なにやら一筋にはいかないのですが

その都度その都度の時間の重なり方で

服が自分と一緒に年をとっていく存在だと気がついた頃に

いい服になっていくんじゃないでしょうかね。


さりげなくその気持ちを服に宿していければと。

まぁ着こなしは、気こなしからと言うことで。