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YOSHI DESIGN

design art jazz movie kabuki fashion



ミステリーチャンネルの定番BBC放送の「ブラウン神父」であります。

1940年代の英国スタイルを再現しているのが見どころ。



初夏のガーデンパーティの風景の撮り方が美しいですね。

この景色、英国ミステリーお約束でございます。

中央にポツンとブレザーくんを発見。



紺のブレザーにグレーのフェアアイルベストが

英国カレッジアンなスタイルでございます。

胸ポケットについているエンブレムはケンブリッジ大学の校章かな?



ブレザーをワークなブルゾンに替えてたカジュアルアップがいい感じ。

ウエスタンシャツのようなヨークがついているけど

アメリカンにならなところが英国シックだね。

ジーンズやボタンダウンシャツ以前のスタイルには

なんとなくエレガンスの矜持を感じてしまうな。



また上の深い、ツープリーツなトラザースが(ズボンのこと)がクラシック。

画像では見えませんが、白と茶色のコンビネーションシューズを履いています。



こちらブレザーくんの元カレくん。

実はこの回のお話は男子同士の恋愛編でありまして

同性愛が犯罪だった時代に

カトリックのブラウン神父がどのような態度をとるのかな

というところも興味深い見どころです。



元カレくん、ベージュのリネン・スーツがお洒落ですね。

細かいヘリンボーンの柄です。

ウールのネクタイもグリーン系の色合わせがキレイで、

初夏の爽やかさが出てますねぇ。



お客さんも、アーリーサマーなコーディネイトが爽やか。



元カレくんも紺色のジャケットに明るいフェアアイルのベストです。

ブレザーくんとお揃い感覚ですよ。



ブレザーくんはシックなネイビーのスーツ。

元カレくんはベージュのスーツにブラウンのフェアアイルベストです。

リネン素材の楽しみは避暑地が似合いますね。

ヨリを戻したお二人さんでした。


文京区の弥生美術館へと出かける。

上野の不忍池を横切って、東大医学部に沿った

暗闇坂を登って行くとポツンとある美術館だ。

急激なにわか雨の切れ間にサッサと向かった。



お目当はファッションイラストレーター森本美由紀の展覧会。

雑誌などでよく目にしていたので原画を見るのが楽しみだった。

期待通りに素晴らしいタッチで、技量のセンスが

そのまま表現のセンスになっている。



ブリジッド・バルドーをモデルにしたポーズ。

横顔の輪郭線を省略して

コケットな魅力を出している。



サンローランのモンドリアンルックを写し取っています。

墨で描いている滑らかな流れのスピードがいい感じです。

こちらも線を描かずしてふくらはぎのラインを表している。

このリズム感は

軽いシンコペーションですね。





初夏のそよ風、ブーケの香り。

目に見えないけど身体に感じてくるね。

そしてもう一つは「女の子の憧れ」。

見るひとの心までも描いてる。



千鳥格子の柄に♪柄の帯。

洋柄を着物に落とし込みながらも和風に仕上げているのがいい。

髪は淡墨にして穏やかにしながらも

強弱つけた着物の輪郭線で

ピッしとした着物の着こなしを出している。



こういうクロッキーを見せていただけると

やはり基本からしてレベル高いのがわかるなぁ。

このポーズを見るとやっぱりセツモードセミナーの出身なんだなぁてな感じ。



ピチカート・ファイブのCDジャケット。

小粋でお洒落でダンサンブルなサウンドが聞こえてきます。



墨の線と、ポップなカラーリングのマッチングが洗練されている。





雑誌オリーブではお馴染みさんてな感じでした。

B級フランス映画のエッセイに

フランソワ・トリュフォー監督の「家庭」(1970)がある。

ピエール・カルダンの恋人だった松本弘子さんが出演しているので

それだけでも見たくなるなと思ったら、

同じことが記事にも書いてありました。

「5時から7時までのクレオ」(1961)はゴダールやアンナ・カリーナ

も出演しているお洒落系なヌーベル・ヴァーグで、

それをチョイスするなんて、

なかなかの映画センスでありますね。



墨ではなく色鉛筆を使ったイラストも、

微妙な色重ねで

これまた素敵であります。



この広告、なんだっけな?

オレンジ、ブラウン、ベージュと

同系色を拾いながらターコイズブルーにした

夜光の海景がロマンチックでありますね。



メンズもしっかり描けていいね。

ツィードのジャケット、モールスキンのパンツ

スェードのサイドゴアブーツと

僕好みのコーディネイトだね(^^)



満足したのでそろそろ出ようかと思ったら

また元気な雨が降ってきた。

雷様と一緒に暗闇坂を打ちつけながら

次から次へと勢いよく滑り落ちていく。

春は雨も若いねぇ。


ラオール・ウォルシュ監督、ジョージ・ラフト、ハンフリー・ボガード共演。

独立を目指している長距離トラック運転手の兄弟と

関係する女たちの愛憎を描いている。

とにかくセリフの応酬がポンポンと飛び交って小気味よい。



帽子をアミダかぶりしているジョージ・ラフトが新鮮だ。



この切り返しがいいね。



悪態をついているのはハンフリー・ボガード(右)



こちらも文字通り柔らかく返しています。





おお!STOPと下心を止めていますね。



ボケてますか?



物語が後半になってくると、労働者ルックだったジョージ・ラフトが

エレガンスなスーツスタイルになっていきます。

幅広な襟の上着と股上の深いズボンが1940年代していますね。

ボールドルックであります。





パーティでもジョークの連続。

中央にいる社長夫人のアイダ・ルピノが

虚栄心の嵐で強烈に巻き込みながら

物語の後半のほとんど独り占めにしてしまいます。





終盤は裁判場面となり、ジョージ・ラフトとハンフリー・ボガード兄弟も

実にエレガンスなスーツスタイルです。

ボギーはどうしても私立探偵に見えてしまうな。


ハードボイルドなニュアンスを持ちながら

ラブストーリー的な裁判ミステリーでもあって

ハートフルに終わらせるという、

あれこれ混ぜ込みながらも

テンポよく運んでくれるところに

センスを感じる映画でした。
 「Le Société des Ambiances et des Personnes Elégante」

    「おしゃれで優雅な紳士協会」

     SAPEUR (サプール)



「スーツを着て外に出ると別の人間になる」


「着飾っているときはとても幸福感がある。頭の中から辛いことや

 馬鹿げた考えを取り除いてくれるんだ」



引用写真


「武器は悪魔の道です。服は健全な道です。戦争からは何も生まれない。

 今は生活は何一つよくならない。しかし、綺麗な装いをした人は争いや

 混沌としたものを避けるようになります。綺麗な服は心まで綺麗になります。

 みんなの心が綺麗になれば戦争なんて起きないんです」





「人は見られる為に生まれてきたのさ」

「見られるということはいいことだ。それは隠れないということだから」


「サプールと戦争は対極にあります。共存などできません。サプールであり続ける

 ということは、非暴力の運動でもあるのです」





「サプールの教えは人としてどう生きるか?大切なことがすべて詰まっています。

 私が活動を続けるのは、この国が成長して行く姿がみたいから。

 この国が平和であってほしいからなんです」



以上はコンゴ共和国の洒落者サプールたちの言葉だ。

彼らの平均月収は約2万5千円。

その稼ぎの大半が服に消えてしまう。

それでも彼らはエレガンスな服を着続ける。

そんな彼らを見ていると

動物や昆虫たちはオスの方が華やかだという

自然界の法則を思い出してしまう。




「武器を捨てエレガントに生きる」


というこのストレートな信念がすべてに勝っている。



参照文献: サプール ザ ジェントルメン オブ バコンゴ
                       ダニエーレ・タマーニ 著  青幻社

WHAT IS SAPEUR? 貧しくも世界一エレガントなコンゴの男たち
                             影嶋祐一 著  祥伝社


美容室で何気に手にした雑誌をペラペラめくっていたら

深川のラーメン屋「こうかいぼう」が掲載されていた。



特にラーメン好きなわけではないが、ここのラーメンは美味い♪

何回食べても美味い!

深川に寄ったら必ず食べるべし。

いやいや、食べるために必ず深川へ行くべし!であります。



美人女将が描いたパンダのイラストが可愛いくてヨシッ!

屋号のロゴタイプもなかなかのセンスヨシッ!

店内には「こうかいぼう」アートが何点か飾られてヨシッ!

BGMは軽いジャズか60年代のリズム&ブルースが流れてヨシッ!

女将さんの趣味なんだね。選曲センスもヨシッ!であります。

せっせと通わせていただいてる私はYOSHI!でございます・・・(ーー)



いつ行っても長い列ができていて、最低でも3〜40分は待つ。

たったの3〜40分で美味いラーメンにありつけるのだから

有り難い!と思うべし!

一昨年、20周年を迎えた。

ただの20年ではなく「味」を創り続けた20年と知るべし!

そしてまだまだ創り続ける「味」を体験するべし!


そして何と言っても

「味」を大切にしているように、お客さんを大切にする「もてなし」が

気持ち良くて、このご夫婦に会いに行くというのが

「こうかいぼう」贔屓の本音だと知るべし!

であります。
せっかく桜が咲いたのに雨続きでは花見にも行けずに

アマゾンプライムでビデオ見放題漬けの週末になってしまった。

「トランス・ワールド」「オールド」「LOOP/ループ 一時に囚われた男」

とタイム・アンバランスな映画をたて続けに見たが

結局は「グッドライアー 偽りのゲーム」が面白かった。



ヘレン・ミレンとイアン・マッケラン主演の詐欺師ものだ。

アメリカ映画の詐欺師ものと違って、巧妙なトリックだけに終わらずに

しっかりとしたアナザーストーリーを背景にしているところが英国風だね。



「紳士」に徹するのが詐欺師の大前提なのだが

イアン・マッケランのオールドクラシックな英国紳士振りが見事で

それだけで着こなしの記事にまたなりそうなので今回はパス。

ずっと騙されている振りしているのがミエミエのヘレン・ミレンが

最後の最後まで物語を引っ張っていく演技が良くて流石の名優であります。



壁に寄り掛かり目を閉じて上を向くヘレン・ミレンお得意のポーズが

今回も見せてくれます。決め手は微かな吐息。



逆詐欺にあったイアン・マッケランが落ちぶれて病院に入院している場面。

右隣にいるにが「ダウントンアビー」でお馴染みのジム・カーターであります。

この病室の壁一面に描かれた海辺が素敵ですね。

葉山の材木座海岸みたいで、いい気分だ。
何年か前に、オフィスマンションの内外装デザインと

デザイン・コンサルティングもどきの仕事をしたことがある。

専門ではないけど施主直接の依頼だったので断れずに請け負った次第。

内外装が終わって、最後の外構の打ち合わせとなった時に

会長の奥様(施主のお母様)が同席することとなった。

ゼネコンの担当者と名刺交換した時に、肩書きが「エクステリア担当〜」と

明記してあったのを見て会長の奥さんが「えくす・・てり・あ?」

と初めて聞く言葉に???の態度を示したので、担当者が

「外構や植栽のことです」と説明したが、「そ、そうですか・・」と

奥様は分かったような、やっぱり分からんというお顔をしていたので

すかさず私が「インテリアの逆ですよ」と申し上げたら

「あっ、そう。インテリアの逆ね。」「外構ね」とストンと腑に落ちて

打ち合わせがことなく運んだということがありました。



分からない言葉や事柄を理解しようとする時に

そのものばかりに集中していると余計に分からなくなるという事が多々ありますね。

そいう時は「反対語」を調べると意外と理解への道筋が見えてくるようです。

「かわいい」デザインにしてください。

という依頼があると、まずは「憎たらしい」をイメージした事柄などをリサーチして

それからその逆を考えるとデザインコンセプトが明確になってくるんですね。

まぁ最近は複雑なので、同じ「かわいい」でも、ちょっと気持ち悪い

「キモい」を入れた「キモかわいい」などとした方が今の感覚でもありますがね。


さて「ありがとう」の反対語はなんでしょうか?



はい「当たり前」だそうですよ。



         行先を 見ている色の 濃い桜


ルーブル美術館に展示されている「シテール島の巡礼」(アントワーヌ・ヴァトー)1717年

シテール島はそこに行けば男女が結ばれるという神話の地。

愛を成就させていく貴族たちの姿が描かれている。

愛の物語は、絵の右側、男たちが女の耳元で愛をささやくところから始まっている。

その左、迷いながらも男の差し出す手を取る女。

そして恋に落ち水辺へと向かう男女。



恋人たちは天使に祝福され、愛の世界へと船出します。

と右から左へと時間の流れを描いているのが特徴であります。

が何故恋の成就は、水辺の船出がスタートなんだろう と思った。

水の持つ清純なイメージがロマンチックだから?



これはオードリー・ヘップバーンとフレッド・アステア共演の

映画「パリの恋人」(1957年)のラストの場面です。

ファッションショーの最後に着用したウェディングドレスのまま飛び出した

オードリーを追いかけたアステアが恋の成就ダンスを披露しているところ。



そして二人は水辺から愛の船出となるであります。

森の鳥たちが祝福しているようで

何ともはやロマンチックでございますね。いやいや水辺ですよ。



そして最後は百人一首から曽禰好忠(そねよしただ)(1071年)の一首。

由良の瀬戸を漕ぎ渡ってゆく船頭が、かいを失って行方も知らず漂うように、

どこへ、どうなってゆくかもわからぬわが恋の道であるよ。

という意味であります。

上の句は序詞なので、「行方も知らぬ恋の道かな」が主題ですね。

なすすべもなく、ただようという、あてもなく寂しい気分が

恋路の不安となって入るところが

リアルを差し込んでいますね。

どうも水辺の船出には、この先どうなるか分からんぞという暗示が大ですね。

ロマンス気分だけではいけませんようで。

春はすぐとなりです。