
舟木一夫の歌謡映画だと思って見たら
ヤクザのチンピラの話でした。
山内賢と堺正章のチンピラコンビが
尾西市の女工たちを騙して、キャバレーに売り飛ばしてしまおうとする
とんでもない縦筋であります。

舞台となった尾西市は当時日本初の「労務管理モデル都市」宣言をしたところで
映画のテロップにも出ていました。
健全な街だから仕切っているヤクザもいないので
スケコマシに都合がいいなどど劇中でヤクザの親分が言っているのが
これまたとんでもない発想であります。

はた織り工場で働きながら定時制高校へ通うという
健全な女工さんたちのひたむきな姿を描いている。
働くことの美しさ、勉強することの楽しさ
をチンピラたちに差し込んでいる映画なのです。
当時は日活が推していた「勤労映画」という啓蒙路線を娯楽映画化したようで
「花咲く乙女たち」というタイトルにはイノセンスな
男目線を感じてしまいますね。
ジェンダーなんて言葉はまだ知りません。
だけどそんな事関係ないくらいストレートに
華のある青春映画でした。

チルデン・セーターを着た舟木一夫。
アイビールックのマストアイテム。今も昔も変わりませんね。
しかしこのヘアースタイル、ファンキー!だな。

ランチコートを着たマチャアキさん。さすがの着こなし。
田代みどりさんも水色のカーディガンに
赤いタータンチェックのスカートがアイビーギャルです。
水玉のアスコットタイも効かしていて
尾西の女工さんはお洒落だな。

左端の岡田可愛さんがカワイイなぁ。

ブラウンのチェック柄にくるみボタンと
山内賢さんのジャケットがかなりオシャレであります。
インナーのクルーネックセーターのブルーも鮮やかで決まっています。
とチンピラなのにファッション的には
おぼっちゃまルックでまとめているのがやっぱり青春映画ですね。