上司達に自分の部屋を愛人との密会用に時間貸しして、
勤務評価を上げて貰っているバド(ジャック・レモン)。
時間外になっても直ぐにはアパートに帰れない。
温めるだけで食べれるTVディナー。
文字通りテレビを見ながら食べるレトルト食品だ。
右端にあるのは、テレビのリモコンダイアル。
55年前のアメリカの暮らしですぜ。
エレベーター・ガールのフラン(シャーリー・マクレーン)。
みんながモーション掛けるが全く反応無し。
「エレベーターの中に入ると皆人格が変わるわ」
「昇降気圧のせいかしら?」
おいたした課長さんに
「ドアで手を切っちゃいますよ!」
オープンなロッカー。帽子棚がいい時代だなてな感じ。
「リキシャ」という中華料理店。
名前といいトロピカルな店内といいバラバラなセンスだな。
おやおや部長さんと密会だったとは。
飲んでいるカクテルはフローズンダイキリです。
ミュージカルを見る筈のデートをすっぽかされているバド。
約束どおり昇格させて貰えたバド。
係長で部屋を与えて貰えるんですね。
ドアにレタリングしているがいいね。
昇格祝いに自分で帽子を買い、似合うかどうか聞いている。
好きな相手に聞きたくなる気持ちって、ああ恋だなって感じですね♪
「素敵よ」とコンパクトを渡すフラン。
あっ、アパートに忘れていたコンパクトだと気づいてしまうんですね。
ボウラーハットです。
いかにも役員てな感じで似合っていますな。
部長の愛人だったのか。
しかも今自分のアパートで密会しているとは。
マティーニのオリーブを並べながら
落ち込むクリスマスイブの名場面でございます。
ストローの袋を吹き矢にして吹いいているマダム。
当てられているバドは全く気がつきません。
アパートに帰るとフランが睡眠薬で自殺未遂をしていた。
隣人の医者の処置で一命を取り留めたフラン。
パスタの水切り用にテニスのラケットとはナイス・アイデア♪
フランの義兄に殴られてしまう。
どこまでも悪役に徹してフランを守るバドに
「バカね、おバカさんね」
部長からの頼みを断るバド。
ラウンドカラーのシャツに安全ピン型のカラーピンを付けています。
細いネクタイ、狭い襟(ラペル)とスマートな50年代のミスターTルックです。
「Tall(背が高い)」「Thin(やせ型)」「Trim(さっぱりとした)」
の3つのTから命名された「ミスターTルック」。
アイビー・ルックの前身ですね。
なで肩のラインがキレイだな。
「君に夢中なんだ」
「だまってカードを配って」
ビリー・ワイルダー監督の人情話これにて完♪
ナイス・ストーリーだねぇー