月に囚われた男(2009) | YOSHI DESIGN

YOSHI DESIGN

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             月から地球を見た構図が素晴らしい。


         燃料資源を使い果たした未来の地球。

         3年契約のもと、たった1人で月に赴任した宇宙飛行士のサムは、

         燃料を詰めたポッドを地球に送る単調な毎日を過ごす。

         愛する家族との再会を待ちわびながら、孤独な生活に耐えるサム

         だったが、ある日不注意から事故を起こしてしまう。

         診療室で目を覚ましたサムは、そこで自分と瓜二つの男に会う。


         Tシャツのロゴに注目。

         WAKE UP ME 目覚めよ!  この物語の要ですよ。


         無機質な宇宙船内にクラシックな椅子をチョイスしたセンス!


          もう一人の自分が立っている。


           船内で何体もの自分のクローンを発見してしまう。


           ハングル文字に注目です。サラン(愛)かな?

           この宇宙船の企業が韓国系なのを見せているんですね。


         契約の3年とは耐用年数のことで、経費節減の為に

         3年おきにクローンに換えて作業を続けさせるというプログラム。

         ロボットならOK? クローンはNO! 的な問いかけを感じる。


          テレビ電話(録画)では娘がまだ2歳位だったのに

          実際のテレビ電話では15歳になっている事が分るサム。

          この場面で娘が家の中に向かってパパ!って呼ぶんだな。

          もう一人の自分が地球にいる事に気がつくんですね。