まず両親へ報告しなければいけない。
『落ち着いて話そう』
そう思いながら実家へ。
「どうだったね?」
母からの第一声。
「やっぱり乳がんだった。」
言葉にした瞬間、涙が。
「リンパ節にも転移してた。右にも怪しい所見があるって。」
母親は絶句していた。
「来週の検査で他に転移がないか、生検の結果でがんの種類を知って、治療の方針が決まるって。」
結果とこれからの流れを話すだけで、このときはまだあまりちゃんと考えられなかった。
職場の同僚で、受診することを話していた人がいた。信頼している人たち。
大事な人だから、こんな重い結果をメールで話すべきか悩んでいた。
すると相手からどうでしたか?と連絡がきた。
一瞬、話していいか迷ったが、嘘はつきたくないため、正直に全部伝え、
「こんな重い話してごめんね」
と最後に添えた。
本当に心配してくれて、温かい言葉をもらって涙がでた。
明日は仕事。また直接ゆっくり話そう。
翌日。
職場でも他の相談していた信頼できる方に話をして、その度に涙が出てきてしまった。みんなが優しく、私を思ってくれていることに感謝した。
『これからどうなるのだろう…』
色々な思いがめぐる。
来週には全身をチェックされ、右のしこりの結果もでる。
今度は最悪のことも考えておこう。
家族のためにできること。
今から考えなければ…。