あれから1週間たった。
とても長く感じたけど、覚悟を決めるのには十分だった。
『この前は覚悟が足りなかった。今日は大丈夫。最悪の場合でも。手術ができればラッキーだと思っていこう。』
そう思いながら病院へ向かった。
夫は出張で同席できないため、一人で行くつもりだったけど、母がどうしてもついていくというので一緒に。
心配な気持ちはわかる。
でも私は私のやりたいようにやりたい。
命はもちろん大事。
でも自分より大事なものもある。
いろんな命の終わり方もみた。
だからこそ、私の意思は尊重してほしい。
と思いながら。
まずは造影CT。
初体験。
「喉から熱くなって、お尻の方も熱くなる感じがあります。大きな血管が通っているところが熱くなる感じです。」
「わー、ほんとだ!」
素直に驚いた。
ちょっと緊張したが、普通におわった。
診断結果がでるまでまた2時間ほど待ち、診察へ。
診察室へ入る。
いくつかの画像画像ひらかれていた。
「まず、CTですが、他の臓器への転移はありませんでした。」
第一関門突破。
ほっとした。
「右の生検の結果は良性でした。」
こっちも何とかなった。
本当によかった。
「腫瘍の方は、ホルモン受容体は陰性で、増殖能は89%と高いです。」
腫瘍のタイプについて説明される。
『あー、やっぱりこのタイプか…。』
いわゆるトリプルネガティブといわれるタイプだった。
抗がん剤はどちらにしろしなければいけなかった。
でも、抗がん剤しか使えない。
仕方ない…。
手術ができるだけありがたいから。
そのあと、治療方針について説明があった。