川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。
今日は多摩区の生田緑地内、日本民家園に。
本格的な紅葉はまだしばらく先。でも、すでに葉が色づいている木もちらほらと。一月少しでずいぶんと季節も進んできています。
空を覆うどんよりとした雲といい、何だか早くも晩秋のよそおいを感じさせます。そういえば、もう明日からは11月ですね。
今日の任務は板塀の土台になる延石の据付け。前回までの玉石とは違って、いくらか扱いは楽なように感じます。
とはいえ、機械加工の真四角の状態ではなく手加工の品物。天端(てんば=石の上側のこと)がねじれていたり、下端(したば=石の下側のこと)は全部派手にデコボコしている状態。
こうした石は、土に据えるのなら特に問題なしですが、コンクリート基礎上に据付けるのはコツが要りますよ。
こんな具合にクサビで高さ調整しながらの作業になります。高さ・位置を決めて下側にモルタルを詰め込んでいきます。
写っていませんが、頭上には組んだままジャッキアップした板塀。腰を伸ばして作業ができる墓地仕事と比べると勝手も違います。
この作業、明日(一部明後日)まで行う予定です。でも予定通りに行くかな^^;