半世紀残るツヤ~品質の証明 | 心を込めてお墓づくり。川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です

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お墓について疑問に思われていること、心配なことはありませんか?
どこまで情報発信できるかはわかりませんが、お墓についてや石についてなど、
石屋だからこそわかることや思うことを綴っていきます。

先日の浮金石 の記事で、『色が多少さめても研磨したツヤは残る』と書きました。


実は昨日たまたまですが、お戒名の追加彫刻を依頼されて訪れたお墓の石塔がまさにその浮金石製。ドンピシャのタイミングです!


早速写真に撮ってきましたのでご紹介します。こんな感じです。



どうでしょう。外柵の石が映り込んでいるのがわかりますか?

え?わかりにくい?それならば角度を変えてもう一枚!それっ!



これならわかるでしょう。いかがですか?この石塔の建立年は昭和39年、つまり建ててから50年経過しているお石塔です。言葉は悪いですが、言ってみればお墓は一年中野ざらし雨ざらし。そんな中で半世紀経過してもまだこれだけのツヤが残っているんです。これは凄いことだと思います。


この浮金石をはじめ、国産材のいいところはこれですね。50年前はもとより100年前、石によってはもっとずっと昔に建てられたものまで現存していることです。もちろん石種によっては比較的新しい国産材もありますが。


ご承知のようにお墓はそう簡単に建て替える品ではありません。そう考えればこれから建てる石も、同じ年月が経つとこんな雰囲気になるんだとイメージできるのはかなり心強いはず。


それとこの石塔、もちろん大きな欠損なども見当たりません。お墓の石として何が大切かと言えば、やはり大きく欠けたり割れたりせずに長くお墓としての形を保ち使用していけることだと思います。


外国産の石でもいい石はたくさんあると思います。ただし100年前に外国産の石で建ててあるお墓はまずないはずです。50年前のものだって、数少ないことでしょう。つまりこうした長年にわたる実績が国産材の強みなんだと思います。


弊社ではこうした国産の石材を日本国内での加工を基本としてお勧めしています。また、ぜひ国産材の国内加工、純国産での建墓がテーマのサイト良材建墓 もご覧ください。


また、よろしくお願いします。