移動式個展日本一周の旅 川村公志
|
移動式個展日本一周の旅
川村 公志
高知県の道の駅
土佐さめうら を皮切りに
1年2ヶ月 日本47都道府県を周り
その全てで移動式個展を行った。
車が移動手段であり
宿泊場所であり
ぼくは赤岡町 で移動式個展に出会い
この写真集を買った。
「移動式個展日本二週目の旅」 の途中だったみたい。
あなたも三週目の旅で彼に会うかもね。
その時は是非
スケッチは3分 山田雅夫
使う物は
黒い水性ペン
黒い鉛筆
紙
3分程度で完成する「ちょいとスケッチ」
略して「ちょいスケ」
えんぴつで下描きすることなく、
いきなり黒のペンで線描写を始める
線画主体のスケッチ方法だ。
定規で線を引かない、
円を描く場合は楕円のカーブに気をつける、
グラデーションは線と面のコンビネーションで処理する、
1本線で描写してしまいがちなところを2本線で描く
描きにくいものは思い切って省略 または描かない。
といった速く描くためのコツが満載。
その基礎となる
線、円などの練習方法も載っている。
ペンと紙を用意したら
この本の練習方法通りに練習してみて
とにかく描いてみる。
実践あるのみだ。
この本を読んだ後に描いた絵を
家族に見せてみたのだけど
「上手になった」と好評だ。
美術系著者ではなく工学系著者なので
「自分には絵心がない」
「自分にはセンスがない」
と思っている人にもおすすめできる。
スケッチはセンスでなく
技術と練習です。
それからはスープのことばかり考えて暮らした 吉田篤弘
読みながらスープとサンドイッチのことばかり考えていた。
ぼくが選ぶ2007年上半期大賞に輝いた本。
これもジャケ買いした本だ。
正確には背表紙のタイトルと
その手書き文字、著者と奥様が自ら行った装丁。
目次に並ぶ言葉
サンドイッチ
夜鳴きそば
アンテナ
時計
などにひかれた。
ある町にひっこしてきた映画好きの青年、オーリィ君(大里君)
と彼にかかわる人たちとの日々の暮らしを描く短編集。
と
まあ言ってしまえばそれだけのことなんだけど。
最上階に住んでる大家のマダム
近所のサンドイッチ屋トロワの安藤さんと息子のリツ
月舟シネマで会う、緑色帽子のおばあちゃん。
みんながゆったりとした時間の中で過ごしている。
携帯電話やメールが登場するから現代なのだろうが
あとは「いつ」 「どこで」ということは関係ない。
でも
「どこにあるんだろう」
「トロワに行ってみたいな」
「サンドイッチが食べたい」
「名なしのスープが飲みたい」
という思いが湧き上がります。
最終章 名なしのスープの作り方
を読みながら、おいしいスープを作りたい。
ドイツの古城とライン川を行こう―ダヤンのスケッチ紀行 池田 あきこ
20年来のダヤン好き。
ふと本棚でこの本を手にとってみた。
ドイツだし、ダヤンだし、スケッチだし
と好きなこといっぱいだったので
読み始めてみた。
池田あきこさんと妹ふうちゃんが
スケッチブック片手にスマートでドイツを走る旅。
ロマンチック街道を振り出しに、古城街道、ライン川などなど。
美しい写真と水彩画。
そして気に入ったのがクレイ版画。
ドイツの雰囲気にあってるし、わちふぃーるどの
世界観にもあってる。
一色刷りで木版画な雰囲気。
ドイツの観光ガイドとしては
さほど役立たないと思いますが
旅行記としてはわちふぃーるどファン以外にも面白いと思う。
オババの森の木登り探偵 平野 肇
鎌を持ったオババと悪ガキたちとの飽くことなき逃走劇。
あれから20数年……都会に奇跡的に残る「オババの森」は、
彼らの思い出が詰まったタイムカプセルになっていた。
主人公・中里翔平もかつてこの森で遊んだ悪ガキのひとり。
いまは森の管理人としてツリーハウス(樹上の小屋)で寝起きしている。
小学生の女の子を相棒に、近所の珍事件を解決する探偵でもある。
そんなある日、オババの森を蹂躙する重機の音が響いた!
睡蓮鉢の小宇宙を観察する少女、
夜は銀座のクラブで働く女性ナチュラリスト、
クチボソを釣る謎の老人、
森とともに生きてきたオババ……
個性的な登場人物たちが織りなす野外探偵ミステリー小説。
ジャケ買いした。
この作者のことは全然知らないし
予備知識一切なかったのだが
森の中のツリーハウスの表紙に惹かれて手にとってみた。
当たりだ 
どうもアウトドア雑誌BEPALのWEB
air BEPAL
で配信されてた小説らしい。
今風にいうとケータイ小説か?
原題は「裏庭探偵 中里翔平」
WEB配信だからか一話一話が短い。
それが心地よい展開スピードとなっていて
次へ次へと読み進めていった。
誰かが死ぬわけでもなく
すごく悪い人も出てこない。
日々のちょっとした事件を解決しながら
進んでいくミステリー。
BEPALらしく
森の描写
そこで生きる生き物たち
都会生活者と生き物たちとの共存
など
自然に関するくだりも面白い
休日にのんびりと読みたい。
夜と霧 新版 ヴィクトール・E・フランクル
ユダヤ人精神分析学者がみずからの
ナチス強制収容所体験をつづった本書は、
わが国でも1956年の初版以来、
すでに古典として読みつがれている。
著者は悪名高いアウシュビッツとその支所に収容されるが、
想像も及ばぬ苛酷な環境を生き抜き、ついに解放される。
家族は収容所で命を落とし、たった1人残されての生還だったという。
新約が出た2002年か2003年頃に買ったのだが
それから、つい最近まで読めずにいた。
ちらっとは読み始めるのだが、読み進められなかった。
アウシュビッツを舞台にした、重そうな内容だなと思ったからだ。
本読んで落ち込むのやだし。
で、やっと読んでみた。
みなさんご存知の通り、強制収容所での生活は悲惨。
生死すらどうなるかわからない。
そんな状況下で著者はなにを考えたのか
どう生きる意味を持ったのか。
読んでみる価値はある。
思ったよりも暗い文章ではなかったし。
1944年のクリスマスと1945年の新年のあいだの週に、
大量の死者が出た。多くの被収容者が、クリスマスには
家に帰れるという、ありきたりな希望にすがっていたからだ。
しかしクリスマスがすぎても帰れない現実を知り、
生きる希望を失った被収容者達はつぶれてしまった。
食べられないから
病気だから
死ぬのではなく
希望を失ったとき人は死ぬんだ。
こんな生活の中では希望を失い
生きる意味を見出せなくなる人が多かった。
そんな中においても
誇りと尊厳を持ちつづけた人もいたという記録。
名著なので今さら多くを言う必要はないだろうけど
もし未読なら、読んでみてもいいと思う。
きっと近所の図書館にもあるでしょう。
ぼくは「夜と霧」というタイトルよりも
「心理学者、強制収容所を体験する」という原題の方を支持したいが
それ以外には特に文句なし。
訳も読みやすかったし、いい本だと思います。
語りかける本棚
ダヴィンチ、新聞、テレビ、ネット
いろんな書評、ブックレビュー、オススメ本がある。
だけどぼくが頼りにしてるのは本棚だ。
本棚?
そう本棚。
本棚を見れば本が目に飛び込んでくるのだ。
これが「語りかける本棚」
これが一番はずれなし。
科学的に言えば
本棚にずらっと並んだタイトル、ブックデザイン、著者名、出版社
などを右脳が瞬時に処理しシナプスがなんちゃらとか
なっているのかもしれないが
なにせ本棚が語りかけてくるのだ。
「これいいよ」と。
何度か試して連敗中なのが
Amazon「おすすめの商品」
研究者の方などが
同じテーマの書籍をたくさん集めるという場合には
「おすすめの商品」も機能するかもしれないが
ぼくにはもひとつフィットしない。
この作家を買われた方は、この本をよく買う。
この本を買った人は、この本をよく買う。
というデータがあるのだろうが
残念ながらぼくにはそのデータがあてはまらない。
もうAmazonでは目的買い、指名買いしかしない。
ぼくは今日も本屋へ通う。
※1日1クリック運動中







