語りかける本棚 -5ページ目

田舎の事件 倉阪鬼一郎

同人誌「幻想卵」に執筆した原稿に書き下ろし三本を加え
加筆改稿した連作短編集。


田舎の事件

田舎ならではの閉鎖性、偏見、見栄、情報の遅れ、頑固・・・
そしてそこからくる世間体、プレッシャー
それを保つため、またはそこから逃れるため、打ち克つため
主人公、または周囲の人間達がおこす行動。

そこからまきおこる事件。
悲惨な目にあう主人公。


田舎の事件

ミステリとはいっても
探偵が謎を解くタイプのものではない。
不思議な笑いの小説集かな。
一本一本が短く、読みやすい本です。


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もしもしニコラ ジャニーヌ・シャルドネ著、南本史訳

1975年あかね書房刊の再刊
大都会パリに住む女の子リーズは、
ひとり留守番の寂しさをまぎらすため夜中に
電話のダイヤルをでたらめに回してみました。
すると電話に出たのは、田舎に住むニコラという男の子。
ふたりは友達になり、そしてリーズはある日、
ニコラを訪ねに行くことに……。


ぼくが小学生の頃
歩いて30秒の公民館で

何回も何回も何回も借りてた本。

もしもしニコラ!

大人になってからは、入手しようと探してた本。

復刊 したので即買いました!


ぼくは一人っ子だったので

小さい頃から、一人で寝てた。

リーズと違い、部屋に電話なんかはなかったけど

ベッドの中で、本を読んでから寝てた。


吉四六、一休、彦一といったとんち話

江戸川乱歩やルパン、ホームズのジュブナイル

ズッコケ三人組シリーズ


そしてこの「もしもしニコラ」をよく読んでた。


リーズはニコラの住んでる田舎町を想像する。

ニコラの言葉から

電話の向こうから聞こえてくる鳥の鳴き声から。


ぼくも文章を読みながら

リーズといっしょに田舎町を想像する。


もしあなたが女性なら

ぼく以上に感情移入できると思う。


母娘で読める本です。


皆さんも思い出の本ありますか?



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企画書は1行 野地秩嘉

企画書は1行


一行読むと映像が浮かぶ
その人がやろうとしてることがわかる
結論がわかる
理念がわかる


そんな企画書と
それをまとめたリーダーたち
を集めた本だ。


タイトルを読むと、企画立案の手法とか
企画書のまとめ方を書いた本みたいだけど
どちらかというと成功者たちのノンフィクション集です。


NHK プロフェッショナルとか好きな方ら
この本もいいかもしれません。

ぼくは楽しく読了しました。


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怒らないこと アルボムッレ・スマナサーラ

ぼくを外から見ると穏やかな人に見えるらしい。
たしかに大声を出す事はあまりない。

だけど、実は怒っている。


ぼくは
「怒らない人」
なのではなく
「怒りを我慢している人」
なのだ。


怒りを我慢していれば
周りを傷つけずにすむし
周りともめることもない。


これでいい
これでいい
と思っていた。


この本を読むまでは。


怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉

怒りを我慢することは、怒らないこととは違う。
長老がおっしゃっているのは、我慢、抑制ではなく
あくまでも「怒らないこと」


怒りは毒
怒りは体を蝕む
怒りが生まれると、喜びを失う


そもそもどうして怒るのか
自分は正しい
私こそ唯一正しい
と思っているからなんだ。


謙虚を装うことはできる。
だけど怒っているとき、その人はもう謙虚ではない。
自分が正しい、相手が間違ってる
という思いで行動しているのだから。


怒りにせよ、怒りの抑制にせよ
それは体を蝕む。

ぼくはここ数年体調が悪かった。
きっと心に貯めた怒りのせいなのだろう。


二度とない人生
怒るのではなく、笑いの人生を歩みたいです。


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あやしい探検隊 焚火酔虎伝 椎名誠

ここ数年、鉄道には乗っていないが
鉄子の旅は全部持ってる。

鉄子の旅 (1)


駅弁ひとり旅も全部持ってる。

駅弁ひとり旅 1 (1)


ぼくは、まったく釣りをしない。
しかし釣りキチ三平は全部持ってる。

釣りキチ三平 (1)


もちろん平成版も全部持ってる。

釣りキチ三平―平成版 (1)

それも大好きだ。
何度読み返したかわからない。
旅のお供に。
晩酌の友に。


それと同じく
ぼくは完全なインドア派だけど
椎名誠が大好きだ。
たしか、最初の出会いは中高生の頃。
「わしらは怪しい探検隊」
「国分寺書店のオババ」
あたりを手始めに、数十冊読んでる。


そんなぼくの一番のオススメ


あやしい探検隊 焚火酔虎伝

というわけでは、ないのだけど


最近、久々に再読したので紹介しておく。


若いうちは金を払ってでも苦労をしろ

年をとってからの苦労はとにかく金でかたづけろ

沢野ひとし 1944~ イラストレーター


カヌー親分 野田知佑

荒野の料理人 林政明

居酒屋研究会 太田和彦

ドレイ 米藤俊明

黒髭男爵 藤門弘

バカ旅作家 椎名誠


などなどの面子が

八ヶ岳アイスクライミング

南九州

富士山

沖永良部島などを旅し

食し、飲み、焚き火し、野営し、語らい、寝る。


スノーフィールドでのラグジュアリーなバーベキュー
ではなく
登って火おこして食べて野営
という男たちの夜をいっしょに楽しもう。

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女子と鉄道 酒井順子

「負け犬の遠吠え」で有名になった酒井順子さん
2006年に出版された鉄道エッセイ集

女子と鉄道


酒井さんは、ゆる~い乗り鉄だ。


全国制覇とか
全駅下車とか
駅弁好きとか
写真撮ったりとか
はしない。


その上
わざわざ遠くのローカル線に乗りに行ってるのに
その最高の景色を見ずに寝ちゃってたりする。


乗りさえすれば、運転手に気遣いすることもなく
目的地まで連れてってくれる鉄道が、ただただ好きなのだ。


そんなにマニアックでもなく、軽くもない。
ほどよい鉄分がとれる鉄道入門。

これによって茶道、華道のように
鉄道をたしなむ女子が増えるのかな?



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バイオハザード4 Wiiエディション

最近、読書のペースが落ちている。



バイオハザード4 Wiiエディション

↑これやってるからだ。


うちの子供たちが早めの

「父の日プレゼント」

として買ってくれた。


夜な夜な、部屋暗くして
ドキドキしながら、前進してます。



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もし僕らのことばがウィスキーであったなら 村上春樹

村上春樹、陽子夫妻がスコットランド、アイルランドを旅した記録。

もし僕らのことばがウィスキーであったなら

いちばんワイルドな「アードベッグ」はいかにも個性的で魅力的だが
毎日こればかり飲んでいたら、あるいはいささか疲れるかもしれない。
たとえていうならば、魂の筋ひとつひとつまでを鮮やかに克明に
浮かび上がらせていくグレン・ゴールドの「ゴルトベルク変奏曲」ではなく
淡い闇の光の隙間を細かく繊細な指先でたどるピーター・ゼルキンの
「ゴルトベルク変奏曲」を聴きたくなるような穏やかな宵には、
かすかなブーケの香りが漂うブナハーブンあたりを、
ひとり静かに傾けたいところである。





わからん↑


このたとえ、さっぱりわからんよ、村上さん。

さっぱりわからんたとえが多用されてるが、この本は大好きだ。
もう何度、再読したことか。


旅行記として読むと
たいしたことは書いてない。
読み手を選ぶ本だとは思う。
ウィスキー飲み、酒飲みにはいいと思うけど。


奥様である陽子さんの写真もいい。
写真がいいというか、スコットランド、アイルランドの
景色がいいんだろうけどね。


アイラ島の蒸留所、まわってみたいなあ。



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食べ方のマナーとコツ 暮らしの絵本 渡邊忠司監修、伊藤美樹著

食べ方のマナーとコツ 暮らしの絵本

フォーマルなレストラン
和食の店でのふるまいかた
すし屋の作法
中華料理店でのマナー
ブッフェスタイル
バー
フランス料理
イタリア料理
会席料理
天ぷら

野菜、肉、魚
鍋、湯豆腐、パイ包みスープ、椀物、土瓶蒸し
ピザ、ホットケーキ、たこやき、お好み焼き、もんじゃ焼き
すいか、ぶどう、みかん、桃
などなどなど・・・


なんせ
色んな料理
色んな食材
の食べ方、楽しみ方、マナーとコツ
をかわいいイラストとともに学べます。


すごくたくさんのこと書いてあるから
浅いっちゃあ浅いけど

とりあえず、これ一冊で
そんなに恥かかずに食事楽しめると思うよ。


美しく箸使える人っていいなあ。


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じゃがいもの収穫

先日 、少し書いた、庭のじゃがいも。


ちょっぽし掘ってみた。



できてましたチョキ



というわけで第一次収穫↓

じゃがいも


そして調理(妻が)↓


こふきいも

おいしくできましたよ、永田先生。


永田農法 おいしさの育て方


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