「ヤシマ作戦」
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』第6話で、攻撃兵器の電力を集めるために日本中を停電状態にし、第5使徒ラミエル殲滅した時の作戦名。
※これはくましろがウィキやらネットやらでかき集めて短く簡単にまとめてみた適当な解説です正式な意味は各自ファンの方に聞いたりググってください。
2011年3月12日
東北地方太平洋沖地震で、東京電力および東北電力の発電設備の被害による、被災地への電力復旧および停電を避けるために、広範囲な節電を呼びかけた報道を受けて、ツイッター上でも節電を呼びかけるべく、「ヤシマ作戦」の名をかりた運動が広まりを見せていた。
エヴァンゲリオンのファン、エヴァンゲリオンを知っている人々をはじめ多くの人により周知され、この日の電源需要量がピークとなる午後6時から7時の間、「節電に協力します」というツイッター上での声をまとめて閲覧するためのハッシュタグ（個人個人の発言をリンクさせる為のワード）が『#yashimasakusen110312』。
【非公式】ヤシマ作戦サイト
http://yashima.me/
この「ヤシマ作戦」が功をそうしたのか、確実な情報は今のところ無いが関東地方は停電をまぬがれた。
「12日のピーク時の電力需要は供給力を下回り、停電は避けられた。」
【J-CASTニュース】ネットで節電呼びかける「ヤシマ作戦」広がる
http://www.j-cast.com/2011/03/12090348.html
そして13日、東京電力から輪番停電が発表され、「ヤシマ作戦」はまた新たなる“作戦”となって動き始めた。
現在はタイトル表記のハッシュタグに変わって、別のハッシュタグ『#84MA（やしま）』を使って「今日も節電をしよう」と呼びかけ、自分への宣言や取り組み、情報を共有するために動いている。
節電運動を「ヤシマ作戦」という名で広めた方はアニメ・エヴァンゲリオン製作会社・メーカーおよび権利者と一切の関係はない。
あくまで作品中の名称を借りた非公式の活動であるとサイトでくりかえし訴えている。
「現実での非常事態にアニメのなんとかかんとかを借りるなど」という意見を持つ人もいる。そのように不快感を持つ方に対しても、「ヤシマ作戦」という名は忘れて、ただの「節電」のご協力をお願いします。とも訴えている。
元ネタがどうとか、アニメネタだからとか、オタクはすぐアニメと現実を混同してどうだとか、そういう細かい事はどうでもいい。
節電をして何が悪い。非常時じゃなくても節電はよいことだ。
「ヤシマ作戦」という名称を使うことで生まれた連帯感と行動力の原点はエヴァンゲリオンというアニメ作品があってのこそだ。
そして本日からは国をあげての大規模な関東地区を中心とした計画停電が開始される。
（ちなみに「関西電力の友人から～」という書き出しで節電協力を呼びかけるあれはチェーンメールなので注意。関西電力
でも節電に関するメールを送信することはないと注意をよびかけています）
私は関西よりもさらに遠く離れた四国の人間なので、節電をしたところで直接の助けにはならないだろう。
私のやることといえば、数少ない関東住みの友人知人そしてネットつながりの交流のある皆様に「大変でしょうけれど乗り切ってください」としか言えない。
所詮はネットのすみっこで言葉を連ねるしかできない、ちっぽけすぎるブログ書きである。
「電力の供給はこの先数ヶ月、夏も安定しない見込み」と報じている報道特番も見た。
家庭での節電の他にも商店の営業時間の短縮や交通機関利用も控えてほしいといったお願いもNHKのアナウンサーが繰り返し伝えてもいる。
この国に起こった事態の重さにキーボードを打つ手が止まりそうになる。
だが節電を続け、節約した分をこれから立ち上がるであろう被災地への募金にまわすという方法もありだろう。自分に合った方法で、出来る範囲で。
アニメ公式よりも国よりも先に、ひとりのいわゆる“アニメオタク”からはじまった節電運動。この団結力は世界に誇っていいと思う。
「遠くからでもできること すべきではないこと 被災地の人々に迷惑をかけず助けとなるための行動法まとめ」http://gigazine.net/news/20110312_how_to_help_your_loved_ones_from_afar/
