給料が入ったので美容院に行った。今日はカットと約8ヶ月ぶりのカラー。昨年末に無職になってから、何度かカットはしたものの、お金に余裕があっても、プリンになっても、ヘアカラーは入れなかった。「カラーは職に就いて自分で稼いだお金で入れよう」私にとってヘアカラーは選挙のダルマの片目だったのだ。
でも今日で『黒髪&おんざ・まゆげ』
とはおさらばさ、グッバイしずちゃん
!
午後から友人とカラオケに行く約束をしているので予約の際「12時頃にはカットとカラーが終わるようにしたいんですけど」と聞くと「半年以上カラーを入れていないと、色が入りにくいかもしれないので3時間は見ておいて欲しい」と言われ、朝の9時半に近所の美容院に入った。
ヘアカラーは美容師さんが私に似合いそうだと勧める赤みがかった深い茶色に決定。色が定着するのを待つ間「2005なんたらヘアーカタログ」をめくる。ヤンキーの子供のように伸びきったえりあしをとにかく切りたかったので『ショートボブ』の写真を重点的にチェックする。
「“今年はボブ人気が復活! 秋の大人ショートボブ”なんて書いてますね」
「いや“秋はボブが流行”って毎年載ってるけどね(笑) 」
カラーも程よく時間内で定着し、えりあしもバッサリ、前髪もプロのハサミで整えてもらい約2時間半でカット&カラー終了。目標のカラーが入ったのと、頭が軽くなった解放感に浮かれ、晴天の正午の空の下、ウキウキ気分で家に帰る。
「さっぱりしたやろ、どうよ、母?(・∀・)ノ」
「丸い顔が余計丸く見える。…後ろもうちょっとなんとかならんかったん?」
自室の鏡で確認すると、私の後ろ髪は多少のシャギーも軽さも“束感”も無く、横髪の長さと同じ高さ、一直線にバッサリ。ショートボブというか、おかっぱというか、後ろから見た私の茶色の頭はまるで きのこの山。
手鏡を渡されて後ろをチェックした時に、直して欲しいと伝えたところで、切る髪はもう無いから直せなかっただろう…と思いたい。「お前の伝え方が悪い、カットの技術もいまひとつ、ま、すぐ伸びるからええやろ」さんざん母親のダメ出しを受けて会話終了。
美容師の腕のせいなのか、イメージの疎通がいまひとつ上手く出来ない私のせいなのか、ヘアスタイルが中学生感覚なのは母じゃなく私なのか? ああ、秋の大人ショートボブ…。
