当たったらの話をしよう ~夢の高額当せん者への道~ | あなたの夜を埋める物

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私の宝くじとの付き合いは長い。購入歴はかれこれ14~5年になるだろうか。

 きっかけは父親の博打好き。独身時代は毎晩明かりを落として寝る前に、枕元に麻雀牌を並べ、盲牌の特訓をし(盲牌“もうぱい”=伏せてある牌を持ち、指の感触だけで数字や絵柄を当てる)給料が入ると競艇につぎ込み、勝てば皆に食事をおごって一ヶ月豪遊、負ければ一ヶ月チキンラーメンという生活をしていたらしい。

 そんな父も母と一緒になってからは「すっかり落ち着いて真面目になった」※親兄弟親戚談。らしく、仕事に精を出し、たまの休みには子供たちに花札やドンジャラ(のちに麻雀)を教えて遊んだり、幼い長男を「パチプロにさせたかった」為に路上で売っていた中古のパチンコ台を購入したり←なに考えているんだおっさん。あとは小遣いの範囲内でパチンコや宝くじに興じる程度になった。

 
そんな父の血を濃い目に継いだ私は、中学生の頃から父親が買っていた宝くじに興味を持ち始め、父と車で宝くじを買いに行き、一等前後賞当せんの夢を語るのが、数少ない父娘のレジャーであり、交流であった。


父:「一億当たったら『お前んとこの銀行に預金してやるから、取りに行ってこい』って言うて、行員をアゴでつかって…」※今思えばそれはできないと思う。

私:「それで畳一面に一万円札を並べて、その上で寝るんだよね!」

父:「で、横になっとったら部屋の窓が開いとってのう()

私:「風が吹いて、一万円札がブワァ~っと舞い上がって外に()




こんな会話をしている私たちを見る母の果てしなく遠く、突き刺すような冷たい視線が忘れられない。


 あれから14年。私も働くようになり、父と折半してジャンボ宝くじを買うようになった。母親も当時と比べて宝くじに興味を持ちはじめ、三人の間で自然に我が家での『ジャンボ宝くじ購入、及び高額当せん時規約』が出来上がった。


・ジャンボ宝くじ発売時と私が神戸・大阪等都会に出る時期が重なった場合は、私が現地で宝くじを購入する。

・六星占術で運気の良くない(大殺界など)者は宝くじを購入してはいけない。宝くじに触れるのも禁止

・当せん金額が十万円以下の場合は全額母親に渡す。父が買っていても母に渡す※別のギャンブルに使う可能性があるため。

・当せん金額が百万円を超える場合は購入金額の割合で分ける。(例:ジャンボ宝くじ30枚(9000円)を父:6000円 私:3000円で購入し当選した場合、2/3を父、1/3を私の取り分とする。 

高額当せんしても第一親等以外の身内・親戚には一切口外しない

・高額当せんを伝える際、携帯電話・コードレス電話・メール等の通信機器は使わないようにする。

・高額当せんしても家族全員が一度に退職しないこと

・当せん金額が一億を超える場合は妻、子供、兄弟に親戚一同、そして世話になっている両親の友人一家に配分する。

・早急に引越しをする。

・換金後、畳一面に一万円札を並べて、その上で寝る。




以上が15年もジャンボ宝くじを購入し続けて、当選最高額が1万円の家族の夢さ。私、両親共々、14年前より真剣さが増しているのが悲しい。笑いたければ、笑えばいいさ…。



◎「1等前後賞あわせて1億5千万!『宝くじの日記念 第494回 全国自治宝くじ』8月26日発売…どうしようかな?」みずほ銀行宝くじコーナー・トピックスのページ

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