家庭教師先で指導する際、
生徒がノートに文字を書いている様子も
僕は細かくチェックしています
生徒が汚い字を書いたり、
判読不可能な字を書いたりしたら、
容赦なく「書き直し!」と指示します
このとき、僕は更に細かくチェックします。
生徒の文字の消し方を見るのです
そうすると、生徒によって、
いろいろな癖が見えてくるんですね~
他の文字を消してしまったり、
消したい文字を綺麗に消せなかったりと
消しゴムを上手く使いこなせていないのです
ある生徒は、
消したい文字の上下左右の文字まで消してしまいます。
「他の部分も消えているから、
必要なところだけ消すようにしなさい」
そう僕が指示すると、次は、
消したい文字の跡がくっきり残ります。
これにはいくつかの原因が考えられます。
①目が悪くて消したい箇所が見えていない。
②力の加減をコントロールできない。
③消えにくい消しゴムを使っている。
④文字を詰めて書いたり小さく書いたりしている。
当然のことながら、①~④で対処法が異なります。
①の場合は、保護者と話し合って
眼鏡などを用意してもらいます
視力の弱さを放置してしまうと、
学校の黒板や教科書の文字も見えない!
ということになるので早急な対処が必要です
②は、性格的な問題になってきます。
このタイプの生徒は、自分の意思で
力の加減をコントロールできないのです
これは、勉強の精度や効率にも影響します。
生徒が粘り強く物事に取り組んだり、
正確に作業を遂行したりできるように、
②の欠点は改善を促していく必要があります。
③も結構問題です。
たとえば100円ショップで売っている、
5つ入って100円の消しゴムはとにかく消えません
こういう消しゴムでも、
普段の自学自習で使うなら問題ありません。
しかし、試験や提出物で使うのはNGです
特に、センター試験のようなマークシート形式では、
消し残しがあった場合に機械が誤判断します
消えない消しゴムのせいで
人生を棒に振ってはいけません!
消えない消しゴムを後生大事に使っている生徒には、
消える消しゴムを買うように指示します。
④もありがちな問題点ですね。
文字と文字の間隔が詰まっていたり、
異様に小さい文字で書いてあったりすると、
それは読みにくい文字になります
試験や提出物に関しては、
読みにくい文字は採点者に悪印象を与えます
悪印象だけならまだしも、
不正解や減点の対象にされてはたまりません
読みにくい字を書く生徒には、
普段から読みやすい字を書くように指導します。
文字と文字の間隔や大きさについて、
具体的なアドヴァイスをするということです。
以上のように、
文字の消し方から生徒の問題点を判断し、
その具体的な対処法を指導します。
こうした細かいところの改善を通して、
生徒の学力は向上していくのです