まみ
きっかけ
高校卒業したての春休み、
新しく行く専門学校に取りに行った教科書たちが重くて重くて、
駅までぉ母さんに迎えに来てもらった![]()
今思ってもすごいひどい事したけど、
ぁんな重たい荷物の固まり、
全部ぉ母さんに預けて、まみゎ遊びに出かけた![]()
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まみがすごいしんどそうな声で電話したので、
ぉ母さんゎ慌てて
部屋着の三本線ジャージ履いたまま
サンダルで駅まで来てくれたのに、
周りにそんなカッコの人なんて居なくて、
まみゎ「恥ずかしい
」なんて思ったの憶えてる。
遊ぶと言っても目的ゎなくて、
学校始まってからのバイト何しよう?
なんて思いながら、
ぷらぷら地下街を歩いてたの![]()
人混みが苦手で、
何度もぶ⊃かりながらヨタヨタ歩いていたら、
「~~~~で、どうかなて思うんやけど」
て声がして、
横見ると、スーツ着たオッチャンが
まみに話しかけていたの。
全然気づかなくて「へっ?」て顔をしてたら、
「夜の仕事を紹介してるんやけど」
と言ゎれました。
夜の仕事…。ぉ水…。
まみゎその時デニム履いてたし超カジュアル。
お水なんて、
綺麗なスーツ着て化粧した、
大人な女の人がするモンやと
思ってたから、
こんなカッコの子供のちいでも声が掛かるんや
て
ビックリしたのを覚えてる。
えっ、えっ、て戸惑っていると、
オッチャンゎ携帯で誰かに電話しだし、
すぐに茶髪の男の人がやって来た![]()
すごい頭がボンバっていて、
派手なスーツでヘラヘラしてて、
携帯が鳴りっぱなしで、
「うーんとどうする~?」
と言ゎれた。
しばらく悩んで渋ったけれど、
ぁの頃のまみなんて
右も左も分からんかったし、
相手がうまい事言って丸め込むのにゎ、
全然苦じゃない相手ゃったと思う![]()
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どんな事するのかよく分からんて言うと、
店行ってみようと言ゎれ、
時間も遅かったのでぉ母さんに
「帰るの九時なる」
とだけ電話して、兄チャンに⊃いて行った![]()
兄チャンゎ電車の中でも携帯鳴りっぱなしで、
「今から18歳の子一人向かいますゎ~
五時八時いけますかねえ?
はいなかなかいいっすよ~」
と言ってたので、多分まみの事かな?と思った。
兄チャンゎ、
携帯代が毎月六万で、
家賃みたいやとか、
仕事ばっかで毎日しんどいとか
色々言っていた![]()
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面接
まだ明るい繁華街の中を歩いた時の記憶ゎ、
もう曖昧…。
でも恐怖とかそんな気持ちゎなくて、
見るものすべてが新鮮で、
言ゎれるがまま進んでいった感じ![]()
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黒いビルの回り階段を上がり、
へんな名前が書いてぁる扉を開けると、
赤暗~い照明の衣裳部屋。
ボロボロの鏡張りで汚くて、ナースだのチャイナだの掛けてぁる
部屋の真ん中に、
ありあゎせのテーブルと椅子があり、
しばらく待っててと言ゎれたので、
そこに座って待っていた。
するとひげのオッサンが現れて面接。
あの時ゎ面接か何なのかも分からないまま、
彼氏いるのとかエッチの経験ゎとか、
そんな質問にごにょごにょ答えてたまみ![]()
どんな仕事をするのか説明を受け、
それでもょく分からず「??」な顔をしていたら
赤いドレスを渡され、
「着替えたらドアノックしてね」
とオッサンゎ出て行った。
着替えたまみゎすぐにノックせず、
部屋じゅうに貼られた汚い鏡の前に行き、
赤暗い照明に映し出された、
ドレスの自分を眺めて見た![]()
何かそういうの憶えてる☆
ドアをノックするとオッサンが来て、
面接再開。
てゅか、講習スタート…。
挨拶
赤いドレスでオッサンに連れられ、
そそくさと繁華街を歩くまみ。
道行く人からの視線が恥ずかしかったけど、
多分あの頃のまみにゎあんな服、
すっごくアンバランスゃったし
着せられてる感が
ひどかったと思うから、
そんな意味でも見られたのかも![]()
黒ビルの裏のぉ店に連れてかれ、
ドアを開けるとすんごいボリュームで
ユーロが流れてた。
耳とお腹にズシズシくるリズム。
赤い照明。
人の熱気。
マイク持った男の人がゃいゃい言うてて、
何だか訳が分からなかった。
お祭り騒ぎ![]()
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ポケッとしてると右のカーテンが開き、
ロン毛の兄チャンが
「はじめまして~」て
気さくに話しかけて来て、握手して来た![]()
面接の時に何気なく言った「まみ」で
店名ゎ決まってて、
ロン毛の兄チャンにも講習のオッサンにも、
当たり前のょうに「まみチャン」て
呼ばれた。
「皆に紹介しよう」
と待機室に連れてかれる時、店内を通った。
まみがさっき受けた講習みたいに
オッサンの上に女の子がまたがり、
キスしたりニコニコ話したり、
胸舐められたり指入れられたり…。
ビックリ。
見ちゃいけない気して目をそむけた。
茶髪の兄チャンが
「店内見学したら引くと思うゎ~」て言った意味が、
ようゃく理解できた。
体験入店
小さく仕切られたカーテンを開けると、
まみと同じドレスの色違いを着た
女の子達が、
いっぱい溜まってた![]()
「今日八時までのまみチャンで~す」
と皆に紹介されて、おじぎして、
可愛い女の子たちゎ皆
「よろしく~」
てニコニコ返してくれた![]()
ぉ店の子皆、すっごく可愛かったの憶えてる。
今思い返しても
かなりレベルの高いぉ店ゃったと思うし、
にちゃんねるでも
べた褒めゃった。
やめた子ゎほとんど新地へ行った。
キャンギャルとかレースクイーンとか、
ルックスを売りにして働けるょうな
仕事へ就いた子も多かったよ。
そんなぉ店に飛び込んだまみを見た時の事を、
当時の子たちゎ
「こんな子が出来るの~?!て思ったよ~」
とょく言った。
それくらいおぼこかったし、
お店の中じゃ、
かなりのロリゃったと思う![]()
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恥ずかしかったもん、
自分だけすごく浮いてて、
可愛くなくて、
自信なくした。
五時から八時まで働いたけど、
接客したのゎ一人だけ![]()
女の子の指名客のヘルプで、
⊃く前にその子から、
「めっちゃいい人ゃから大丈夫ゃで~」
とピースされた![]()
白髪でメガネで、
全然きもくないオッサン。
ニコニコ優しそうで、
まみが体験入店のド素人と知ると、
頑張りや~頑張りや~って
ニコニコ笑ってた。
それだけ。
オッサンに励まされて、
まみの仕事終了。
待機室で着替ぇたら、
ロン毛の兄チャンとこへ行き、
領収書に「まみ」ってサインをしたら
二万貰った。
良かったら又来てね~と言ゎれ、
店内でマイク持って叫んでた兄チャンに
送ってもろた。
何かすごく色々考ぇてしまった![]()
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家に帰ると
ぉ母さんが寝ずに待っててくれて、
イチゴ洗って出してくれた![]()
気まずかった…。
食べてる時に携帯が鳴ったけど、
スカウトして来たオッサンゃったので
出なかった![]()
でも、夜中に掛け直したら出てくれて、
「そのまま働いてみいひん?」
と言ゎれ、まみゎハイと答えた。
親とこんなすぐそばに居る生活ゃのに、
夜の世界に足を踏み入れる事が
出来てしまった![]()
仕事の内容なんか特に印象なかったけど、
親に秘密ができた複雑な気持ちで、
モヤモヤしたのに…
踏み入れたくて仕方ない気持ちゃった。
両立
学校と仕事の両立ゎ大変ゃったけど、
どちらも新鮮で楽しくて充実。
毎日バタバタ時間が流れていった![]()
当時ゎコンサバ全盛期で、
毎月JJ買って髪巻いて
パステルカラーだのツインニットだの
着てたよ![]()
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慣れないヒールが痛くて痛くて、
毎日バンソウコ貼って
足ゎ悲鳴を上げてた![]()
今思うと、すごく背伸びしてた時代。
お店の子達のメイクやブランドや上品な服に憧れて、
真似してくうちに、
どんどん学校じゃ浮いてったまみ![]()
この頃の給料ゎまだ
スタート時給ゃったけど、
18の子供が稼ぐにゎ
十分すぎる金額ゃった![]()
毎週毎週もらっても
使う暇なかったし、
送迎車の中で金額・指名数を確認して、
そのまま家のタンスに
閉まってた日々。
気づけばタンスが封筒だらけ。
ある日中身を数えたら
300万あった![]()
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まだぁまり物欲ゎ無くて、
ヴィトンのカバンが欲しいなあとか
それくらいゃったよ![]()
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彼氏
当時まみにゎ彼氏がいたけど、
毎日忙しくて充実してたまみの生活の中に、
彼氏がなくても
全然物足りなくなかった。
まだ彼氏ゎ学生ゃったから、
春から離ればなれになる事
すごく⊃らくて泣いたけど、
いざ始まった新生活に
淋しさ感じてる暇なんて無かった![]()
幸か不幸か
この頃セッキャバ、特にまみが勤めてたぉ店ゎ
全盛期バリバリで、
女の子のレベルゎ高いし
サービスも過激ゃし、
店の外に行列ができるくらい
流行ってた![]()
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そんな感じで、
彼氏より何ょり毎日が楽しくて、
友達の恋ばな聞いてキャッキャしてる方が
ゎくゎくしてたこの頃、
お客で出逢った男の人に
恋をした![]()
初めてぉ客に番号教えた。
仕事終ぇてから電話して、
たゎいもない事色々喋った![]()
い⊃までも会話途切れなくて、
ずっと笑ってた。
楽しかった。
すぐにぉ互い魅かれて、
店外で逢うょうになった![]()
ハッピー
お店の女の子同士すごく仲良かったから
新人さんもすぐなじむ。
体験入店で来た女の子のほとんどゎ、
大概そのまま入店してった![]()
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店長に気に入られたまみゎ、
しょっちゅう雑誌やイベントポスターの撮影に
呼ばれた。
カメラマンのオッチャンにも
気に入られ、
写真集の撮影もしたりした。
あの頃ゎすごく自分に正直で、
まっすぐで、
心底明るかった![]()
打算的とか全然なくて、
そんな無邪気な性格ゃから、
売れて気に入られたんと思う![]()
給料システムゎスライド制で、
今月の指名数で
来月の時給ゎ変動する仕組みゃった![]()
この頃ぉ店自体超人気で、
嫌でもフリーのぉ客ゎ来るし、
本指も延長も取り放題![]()
何も欲ばらんでも、
時給ゎみるみる上がって行った。
毎月一回日曜のミーティングで
何かしら表彰されて、
そのたびかなりの賞金がもらぇた![]()
胸がデカいだけで「峰不二子賞」とか、
意味分からんのも多かったけど、
ミーティングで話してくれる
店長ゃボーイの話ゎ
強くて説得力がぁって、
まみを前向きにさせてくれた![]()
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ムダ毛の処理とか
下着の色とか
キス強化月間とか、
今聞くと笑っちゃう規則も
待機室のホワイトボードに書かれてた![]()
お店の売り上げ良かった日にゎ、
吉牛とか松屋の定食が
女の子の人数分差し入れられた![]()
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まみゎこの頃食べ盛りゃったから、
そういうごほうび嬉しくて、
女の子達とキャーキャー言って食べた。
ぉ店で知り合った彼氏ともラブラブで、
すごく楽しかった頃。










