修身の授業の復活が必要だ(2) | よろず「ゆんたく」広場

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ぎのわんシティFM「水曜ちゅらちゅら作戦」でパーソナリティーを務めるコギーのブログです。
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昨日の記事 では、戦前までは、尋常小学校で修身の授業があったことを紹介した。修身の授業は国語と同じくらい重要視されていて、授業の回数も多かった


その修身の教科書では、国旗に関する記述もある。次のように日本人として日の丸を大切にしましょうという旨のことが教えられている。「どこの国にもその国のしるしの旗があります。これを国旗と申します。日の丸の旗は、我が国の国旗でございます。我が国の祝日や祭日には、学校でも家々でも国旗を立てます。その外、我が国の船が外国の港にとまる時にも之を立てます。国旗はその国のしるしでございますから、我等日本人は日の丸の旗を大切にしなければなりません。


現在の学校教育でこのように教えているところはごく少数だ。GHQによって修身の授業が廃止された後は逆に、日の丸は国民を戦争に送り込んだ旗だとか、日の丸の赤い部分は地で染められているなどと事実無根のことを教えて、日の丸の権威を貶めるような教育がなされていた。


そのような状況の中、平成11年には広島県立の高校で、入学式や卒業式の場で国旗を掲揚しようと奮闘していた校長が、反対派の左翼教師の嫌がらせに堪えかねて自殺するという痛ましい事件が起きた。それを受けて、国旗・国歌法が制定され、日の丸は国旗、君が代が国家であるという法的根拠が与えられることになった。これにより、入学式や卒業式の場での国旗掲揚を義務付ける自治体が増えていったが、それを実施していない学校も数多く存在する。


つまり、日本国民の本当に多くが国旗・国歌に敬意を表するようになるには、国旗・国歌法制定だけでは不十分なのである。やはり、このことをきちんと教えている修身の教科書の復活が欠かせない。現に、戦前は国旗・国歌法がなくても、修身の教科書でその大切さをきちんと教えていたので、日の丸、君が代は大切にされていたし、祝日には一般家庭でも国旗を立てていた


なお、話がそれてしまうが、私が中学生の時に先生方が「日の丸・君が代反対」と書かれた丸いバッチをつけていたことがあった。こんなことだから、私の中学校ではいじめが野放し、もしくは見て見ぬふりになっていたし、不良が多かった。もしかしたら、当時の教師たちは「あのバッチをつけていたのは、国旗・国歌法が制定される前の行動だから問題ない」と思っているかもしれないが、そうだとしたらとんでもない勘違いだ。日の丸、君が代は大切にすべしと教えるのが筋なのに、それを侮蔑しているようなことは、国旗・国歌法が制定される前であろうと、許されることではない。


こんな教師を出さないようにするためにも、繰り返しになるが、修身の教科書の復活が必要だ。