昨日のBS-TBSで放送されたドキュメンタリースペシャル「フェンス～分断された島・沖縄～」では、沖縄の米軍基地内の様子、地元2紙の記者の座談会、ロバート・エルドリッチ博士のインタビュー、戦争経験者のインタビューなどが放映されました。
http://www.bs-tbs.co.jp/genre/detail/?mid=fence
この番組の取材班は、手登根安則さんが主宰するフェンスクリーンプロジェクトの様子を取材しに来たのですが、その様子は下記のURLで1分弱紹介されるだけでした。
http://www.youtube.com/watch?v=d4m8wQbfI38&feature=youtu.be
主に、ロバート・エルドリッチ博士がフェンスクリーンプロジェクトに自ら参加していることを紹介していましたが、他の参加者へのインタビューもなければ、フェンスクリーンプロジェクトにどれだけの人が参加しているかなども触れられていません。さらに、普天間基地のフェンスを汚しているのは誰かについては、全く報じておらず、意図的に隠しているとすら思えます。
それどころか、元琉球新報論説委員長が沖縄県民の大半が米軍基地に反対しているといった旨のインタビューや、地元2紙の記者の座談会は長い時間を取って放送しています。
http://www.youtube.com/watch?v=vVHQ4Qugc-0
TBSは在京キー局では初めてフェンスクリーンプロジェクトの様子を取材したわけですが、せっかく取材したのに、番組内での扱いは極めて小さいものでした。また、これを地上波ではなく、あまり多くの人の目には触れないBSでしか放送しないところにも、TBS側の陰険な意図が感じられます。