閃輝暗点(必殺技?) | かつての切手少年

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小学生の頃から収集している切手、約10年前から収集し始めた絵葉書や世界の紙幣、好きな旅行、街歩き、等々について書きます。

閃輝暗点、必殺技の様な名前ですがさにあらず、ジグザグ形のような幾何学模様が稲妻のようにチカチカしながら広がっていき(陽性兆候)、これを追うようにして見えにくい部分が広がっていく(陰性兆候)という視覚的症状のことです。

 

ウィキペディアに載っている閃輝暗点の図。正にこれと同じでした。これがギラギラ光りながら広がっていきます。

 

私が初めて閃輝暗点を経験したのは10年以上前になります。パソコンで仕事していたら、ギラギラ光る三角型の連続模様が見えてきてビックリ。ギラギラは徐々に拡大していき10分程度で収まりましたが、これはただ事ではないと判断し翌日休暇を取って眼科に行きました。症状を聞いた先生が、”目には異常ありません。恐らく脳が一時的に血流不全して起こる閃輝暗点でしょう”と言いました。

 

本当にこの通りです。

 

 

閃輝暗点の原因 は脳の血管の収縮と拡張によって発症します。 脳の中で視覚野である後頭部の血流が何らかの理由で悪化し、それが治った時に起こります。 生活面での原因としては、過度なストレス、喫煙、コーヒーやアルコール、チョコやナッツの食べ過ぎなどが挙げられます。

 

確かにナッツ入りチョコは好きで仕事中にも食べていましたし、コーヒーも良く飲んでいました。仕事でのストレスもかかっていたでしょう。起こりやすい環境は整っていましたね。

 

閃輝暗点後に頭痛が起こることが多いようですが、私の場合は頭痛はありませんでした。頭痛が起こらない場合は、脳梗塞、脳腫瘍、一過性脳虚血発作といった脳疾患が原因である可能性が高いと言われています。

 

それから少しして軽い脳梗塞を起こしてしまいましたので、閃輝暗点はその前兆だったのだと思われます。脳梗塞の再発防止として、血液をサラサラにする薬と血圧を下げる薬を飲むようになりました。あれから10年以上経過し、忘れていた頃に閃輝暗点を発症した事があります。市の体育館にあるトレーニングルームでランニングマシーンで走っていた時、普通は8km/hぐらいで走っていたのですが調子が良かったのでスピードを10km/h迄上げて走ったところ発生しました。友人にマラソンに誘われ、”挑戦してみよう”と思って早く走る練習を始めた頃でした。このことで、もうマラソンは無理なんだなと判断しました。

 

体重を15㎏以上落として足腰もかなり鍛えてはいましたが、脳が鍛えられていなかった訳ですね。軽いとは脳梗塞を起こしました。血管は動脈硬化しており、そう簡単には回復しない訳です。信頼性の用語に「最弱リンクモデル」という言葉があります。あるシステムの信頼性は、それを構成する要素の最も弱い要素で決まる、というものです。私の場合、マラソンが出来るかどうかは脳できまる、と言う事になる訳です。

 

これからは、閃輝暗点を起こさないように、無理な運動は避けて細く長く生きて行きます(笑)。