死んでいたことになっていた私 | かつての切手少年

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小学生の頃から収集している切手、約10年前から収集し始めた絵葉書や世界の紙幣、好きな旅行、街歩き、等々について書きます。

最近のニュースで年金支給過払い請求が取り上げられていました。年金機構のミスで650万円以上を過払いしたので一括での返済を要求されたそうです。一括は無理と言う事で、年金支給額から何万円か天引きされることになったそうです。既に80歳を過ぎている親が亡くなった場合は、過払い金の残金は遺族が支払う事になっているそうです。

 

この様な年金機構のミスで過払いになった件数は昨年だけで178件もあるそうです。

そして、人間がやることになるので、確認不足や事実関係の誤認で誤りが起こってしまっている、と日本年金機構の広報担当者は言っているそうです。

扱う数が多いので多少は発生するのは止む負えない、と言う事でしょうか。

 

実は私も最近似たようなことがありました。

 

通常5月初旬には自動車税の納税通知書が来るのですが6月になっても届かない。妻が税務署に電話したら”ご主人(車の所有者=私)亡くなってますよね・・・”と言われたそうです。妻は”いや元気ですよ、今日も仕事に行ってます”と言うと驚いた様だったとのこと。妻は”どういうことですか?”と聞いたそうですがハッキリしたことは分からず、取り敢えず近日中に納税通知書を発行してもらう事になったそうです。帰宅してその話を聞いた私は”なんでそうなったんだろうね?”と話をしていたのですが、丁度帰宅した子供に”笑い事ではすまない。税務署が勝手に死亡扱いにするとは考えられない。市から通知とか出ていたら大事で、年金も止まるし銀行からお金も下ろせなくなる。すぐに確認した方が良い”と言われました。

 

それで、先日マイナンバーカードを持って妻と税務署に行きました。受付で妻が電話でやり取りした内容を伝えると、既に情報は上司(課長)に伝わっていたらしく、課長から説明を受けました。電話を頂いた日時時点でのデータベースのコピーを見せてくれたのですが、私は「死亡(保留)」となっており、現時点では訂正されていることを確認しました。また、原因については”似た車両ナンバーの所有者の親族から所有者死亡に伴う自動車税免除申請があり、税務署担当者が誤入力したのではないか”とのことでした。私は”その様なデータ入力は、担当者の入力結果を上司が確認するというダブルチェックしているのではないか”と聞くと、”ダブルチェックしているはずです・・・”とのこと。私は”日も浅いので、原因を調べて報告して欲しい”と言いました。課長から平身低頭で謝って頂いたので、不問にしようと思っていたのですが、1週間経っても何も連絡が無いのでブログに書きました。自動車は何千万台もあり人がやる事だから多少のミスはでてしまうと思われますが、それは母集団の捉え方が間違っています。母集団は、自動車税を取り扱う税務署におけるデータ入力件数です。新規申請や訂正した件数は一つの税務署で考えるとそれほど大くはないでしょう。入力したデータを別の方が確認するというダブルチェックをしっかりやれば防げるはずです。

 

今回は先ずは税務署に行って、その先は市役所とかにも行かなければならないかと思ったのですが、自動車税のデータベースは、市のデータベースとは繋がってない事が確認されホッとしました。年金も無事入金されてました。

 

しかし、妻は夫を死亡扱いされ、いまだに怒りが冷めないようです。

 

//死亡扱いされた男