久しぶりに頭にきた! | じゅりの七転び八起きな北京旅行(旧:みどりの果敢な北京生活)

ばあさんが白内障疑いということで、崇文门同仁医院へじいさんを伴い行った。同仁医院は眼科が有名で、全国から患者がやって来る。予約を取るのも大変だ。ばあさんは知った。「今日、明日の予約はできない。もういっぱいだから。5日前にしないと」。無事予約をして、朝7時くらいに老夫婦はアトリエを発った。

 

交通手段はバス。60歳以上、老年卡があれば、バスは無料。地下鉄は割引なし。

絶対絶対絶対絶対絶対絶対地下鉄に乗らない。

 

午前中の予約だったのに、社会保険のシステムが全北京で故障して、自費の人しか受け付けなかったと。脆弱すぎるでしょ!

 

午前に検査だったのに、それを午後にすることはできず(もともとの午後の人でいっぱいだから)、翌日また行くことに。その次の日も行くことがわかっていたので、私が余計な親切心を出してしまった。

 

お義母さん、私のところに泊まればいいじゃないですか?」。「そうだね」。「お義父さんも」「俺は絶対に行かない」「この人、枕が変わると寝られないから。東北に帰った時も、親戚の家に泊まらないで、ホテルに泊まったんだよ」。

 

え?道理がわからない。

 

自分の家≠親戚の家

自分の家=ホテル

 

ん??

 

翌日、私は市内に帰る。ばあさんが息子(私のダンナ)に「市内まで車で送るんでしょ。私の病院へも送って!」と言った。この日は私はバスで帰るつもりだった。ばあさんが息子にこのように運転を頼むことはまずない。

 

だってじいさん、自分の車があるんだから。なぜ乗らないかというと、ガソリン代と駐車料金がMOTTAINAIから。このとき、なぜかダンナは車を出した。文句も言わなかった。

 

私は14時頃、自宅に到着。老夫婦は病院へ。アトリエでの最後の昼ご飯は、お腹いっぱいにならなかった。3日間いたが、お菓子もなかった。すぐにセブンイレブンでおでんとプリンを注文。届いてすぐに平らげる。

 

そして夜はばあさんと二人だ。何を作ろう?パソコンでレシピを調べる。炊き込みご飯とサラダと豆腐料理にしよう。買い物に出たくない。美团で野菜を頼もうと探し始めたとき、ばあさんが帰ってきた。え!早すぎるよ!!

 

野菜の配達、頼みにくい。この嫁、若いのに買いに行かないのか!怠惰だ!と思うに決まっている。どうしよう。

 

冷蔵庫にあまり野菜がなくて」とばあさんに言ったら、「あるものでいいよ」。あなたの「ある」は私の「ない」 。でも、ないでもない。粗末な食事を作ってやる!

 

私はちょっと横になるよ」。うちはメゾネットなのだが、ばあさんは上に上がった。しめしめ。今だ!美团で野菜を頼む。すぐに来た。これをこのまま冷蔵庫に入れても、ばあさんにバレない。

 

アトリエの庭にさくらんぼの木があり、実が迷惑なほど生っている。採っても採っても、ある。ばあさん採ってご満悦の図。

 

甘くない。とにかく多い。

 

それをタッパ二つに入れて、この家に持ってきたばあさん。タッパ一つから全て洗って、テーブルに出した。

 

私、怒った。「洗うと腐りやすいので、食べる分だけ洗ってください!」「私は毎日このくらい食べているよ」。いやいや、多すぎるでしょ!食べる理由は一つ。食べないとMOTTAINAI。

 

晩ご飯は私が作った。炊き込みご飯とサラダ(苦菊とカニカマ)。ばあさんが「私はネギを洗うよ」。「どうやって食べるんですか?」と聞いたら、「そのまま」。野蛮人か!庭に呆れるほどあるから、しこたま持ってきたんだよね。

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サラダに私の許可なく、ばあさんがネギを投げ入れた。「不要!」。中国語でものすごい剣幕で怒った。私の上品なサラダに、あなたの下品なネギを入れないでください。心が言った。

 

晩ご飯、開始。さくらんぼが同席。「私はね。こうやってご飯の合間に食べるんだよ」。いやいや、おかしいから!さくらんぼ食べる必要はまったくないから!

 

私、一つも食べなかった。誰が食べるものか!

 

サラダを食べ終わったら、器にドレッシングが少し残っていた。そこへネギを入れて食べるばあさん。ドレッシングをも無駄にしない。

 

食事が終わり、「私が食器を洗います」。それくらいやるわ。でも、ばあさんは働き者なので、じっとしていられない。台所の床に黒いものが落ちていた。私は眼鏡をかけていなくて、ゴミの正体がわからなかった。ばあさん、ゴミ箱からプラスチックのスプーン(セブンイレブンのプリン食べた、私が捨てたスプーン)を出して、そのゴミをスプーンですくって捨てた。

 

ばあさんは「手で直接触ると汚いから、スプーンを使った」と言った。ゴミ箱から物を出す方が汚いんじゃないですか?とは言えなかった。

 

ばあさん「あれ?テレビはどうしたの?」。「壊れたので、上に置いてあります」。見たかっただろうね。ここにいたって、話し相手のじいさんもいないし、暇でしょうがない。階段に座り、スマホの動画を見ていた。しかも短剧。ばあさんも見るんかい!

 

翌朝。病院は7時に開く。早く行きたいと言い、6時すぎに出て行った。朝ご飯は炊き込みご飯とさくらんぼ。ばあさん、さくらんぼをすべて平らげたよ。私、一つも食べていない。「まだ冷蔵庫にあるから食べなさい」と捨てセリフを残した。困る。これクイズの景品にするか。え?読者減る?

 

やはり同居してなくてよかった。ジワジワイライラした。

 

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