北京に戻った。体が疲れている。それよりも……私は心に決めた。ブログなんかより書道に時間を費やすべきだ。こう見えても普段あまり筆を執っていない。だから効率よくブログをアップしたい。いつも2時間くらいかかってる。
いま5月10日11時34分。時間を計る。
湖南省旅行の一日目。まずは大兴机场。地下鉄10号線の草桥で大兴线に乗り換えて二つ目。終点。
大兴机场は車、バス、地下鉄、何で来ても、空港の中心に着くので、搭乗口まで遠くないというのがウリだ。確かに首都空港なんて、入ってから一番遠い搭乗口だとありえないくらい時間がかかる。
私は6時すぎに家を出た。朝食を全家(ファミリーマート)で買う。大兴机场にはファミリーマートがたくさんあった。一社独占?
【クイズ】私が買ったおにぎりの具は何と何でしょうか。あとペットボトルの飲み物は何を買ったでしょうか。
湖南省の「永州零陵机场」まで飛行時間は2時間50分の予定だったが、乗ったら「2時間半です」とアナウンス。席は後ろガラガラ。永州へ旅行に行く人は中国人でも少ないだろう。
CAがもうすでに座っているのに、電話がかかって来た人がいて、CAが注意し、それでもまた音が鳴った。「携帯電話はオフにするか機内モードにしてください」と言って回っていた。
ミネラルウォーターが配られている時、写真を撮った人がいて、「工作人员を撮らないでください」とCAが言った。
もうすぐ着くという時に「窓の日よけを下げてください」と。普通はすべて開けるよね。何か非常事態があったら、目に見えるからだと思うけど、閉めるって??
ここは軍用にも使っている空港だとすぐに察した。全てが閉められたけど、一人、外を見たくて開けた。空姐が「先生,关上!」ってすごい剣幕でやってきた。
降りる前のアナウンスで、ちゃんと聞き取れなかったけど、「任何设备不准拍照」(設備すべて撮ってはいけません)と言っていた。大人しくしてようと思った。
小さい空港。北京便は往復一便のみ。飛行機を降りて、歩いて、空港の建物に入って、すぐ外に出る。帰りもここからだから、「レストランはありますか?」と聞いたら、「外に一つ、中に一つ」。帰りは18時発。往復ともに機内食なし。食べ物を買って持ち込んだほうがよさそうだと思った。
永州零陵机场为4C级海军军民合用支线机场、中国人民解放军海军航空兵一级永备军用机场。
1993年,中央军委同意零陵蔡家埠机场实行军民合用,民用部分命名为“永州零陵机场”。
2001年,永州零陵机场民用部分正式通航。
ここから飛んでいるのは、北京、重慶、海口(海南島)のみのようだ。
帰り。永州零陵机场の中。
食事するところは営業しているが、やっていないかのような暗さ。カウンターの中に人がいて、ビックリ。
保安検査が終わり、中に入る。土産物屋、買いたくなるものがない。麵、ご飯物、餃子があって、座って食べられる。安くない。
民軍両方の空港とわかったから、気をつけないといけない。ここは撮影禁止とは書いてないし、中国人が外を撮っている。私も撮った。あの飛行機に乗る。
北京への団体客がいて、帰りは満席。しかも「オラ、初めて北京行くだ」的な年配の方々で、どうやら初めて飛行機に乗った模様。私の隣りのおじいさん、シートベルトの外し方がわからなかったので、私が教えてあげたよ。
通路挟んで反対側のおばあちゃん、ついぞベルトをしなかった。一回右側を持ったけど、ちょっと考えて、そのまま。ずっとリュックを前に抱えていて、バレなかったんだよね。
帰りも2時間50分じゃなくて、とても早かった。そもそも離陸が早かった。早まるなんて初めてかもしれない。フライト一便なら、北京の空港みたいに「排队」しなくていいし、いつでも飛べる。
18時発で「20時10分に着きます」と初めは言った。着陸1時間前に「これから下降します」と言った時、隣りのおじいさん「もう着くのか?」。高度変えたら着くんじゃないわい!90度に降りるんかい!
もうすぐ着くという時、夜景がきれいで、私が写真を撮ろうと思ったら、おじいさんが体を乗り出して外を見ているので、全然撮れなかった。いいよいいよ。存分見てくれ。「それは北京じゃないよ。河北省だよ」と私は心で言った。大兴机场って南側は河北省なんだよね。ずいぶん南に作ったもんだ。
まだ着陸してないのに、子どもの頭が背もたれから出ていた。席に立っていた。空姐が「座って」と叫ぶ。それが二回。
私の斜め後ろのお母さん、小さい子どもに「飞机多不多?」(飛行機多いでしょ)そして、「一个,两个,三个……看到了没有?」(見えた?)。看到了没有?を5回言った。その後また看到了没有?を繰り返した。子どもより母親のがはしゃいでいる。
飛行機が定位置に停まったら、みんなせっかちだから、大荷物を持って立つ。座っている人が一人もいない。何?早く出ないと死ぬの?私は座っていたかったけど、隣りのじいさんが立ち上がって、私も立たざるを得なかった。
航班楼に入って、何もかもが眩しい。VIVA!大都会!首都!手前に香港の土産屋があり、入りたくなったほどだ。飲食店も多いし、魅力的だ。
チェックインのとき、「麻雀をしないなら、上の階の部屋にグレードアップします」と言われた。28平米の部屋。
朝食も追加料金なしでつけてくれた。「昼間内装がうるさいけど、夜は静かになります」って。お詫びの印によくしてくれたのかな。
トイレとシャワーが別。
今回の旅行の一番の目的は顔真卿の字を彫ったものを見ること。
その関連写真が飾られていた。
フロントにも書いてあったんだけど、14歳未満と性行為をすると強姦罪。15歳はいいの?中国は18歳で成人だけど。
一階にカフェがあり、荷物のみが入れるエレベーターがある。
階段で二階へ上がる。部屋がいろいろ選べて、イギリス風、欧州風、アメリカ風、日本風などがある。私達はイギリス。どこが?
中国風の紅い部屋。
洋食、コーヒーを頼める。本を読んだり、自由に少していいスペース。
湖南省永州旅行記、続く。
【前回のクイズ】
問:バスで見たことがないものを見ました。何でしょう?
答:長距離バスでないのに、リクライニング可。
運転席の後ろ。一列目の人。
通路挟んで反対側の人。赤い線が本来は同じ位置にあるはずが、ずいぶん後ろに倒している。
私は後ろの方に座ったが、私の席も倒せた。
いま12時50分。途中、微信のやりとりをしたので、ブログをずっとやっていたわけじゃないが、この程度で1時間もかかってる。これから字を書こうっと。
本日の歌:盧盧快閉嘴 - 情歌
オリジナルは梁静茹。