ダンナに遠いところへ連れて来られて九日目(悲しくも最終日) | みどりの果敢な北京生活

内モンゴルにやってきて、四日目。8時に朝ご飯。

 

 

4人が最後の朝ご飯だからと、ご馳走。凉菜,豆包,蒸饺,土豆粉。運転する2人(うち1人はダンナ)は「お腹いっぱいになると眠くなるから、たくさん食べない」。

 

今回の内モンゴル行きを誘ってくれた張さんは、あと数日滞在する。彼の友達(海外に住む画家)が前日ここに着いた。その人の目的は写生で、あと1人も残るという。

 

張さんがダンナに「你没事吧。多呆几天」(北京に帰ったって用ないでしょ。もっといればいいのに)。

 

帰る」。私も用あるわ。

 

北京までダンナが10時間近く運転してくださる。もう画家村に足向けて寝られない。

 

 

もう一台(2人)も「仕事があるから」と、一緒に発つ。地図アプリ「高德地图」で、場所を共有できる機能があると初めて知る。

 

車内で隣りにいるダンナが、なぜか私と278mの距離なのだが、随時友人の車が自分とどのくらい離れているか把握できる。

 

朝食後すぐに出発。以下、サービスエリア以外、車窓から撮った写真。時速100キロが多いので、ピントズレ、御免。

 

河口水库。半分が内モンゴル、半分が陝西省のダム。ありえないくらい長い。

 

ひたすらこんな道を走る。

 

10:00。サービスエリア、金鸡滩服务区で休憩。陕西省榆林市榆阳区

 

トイレに紙があった。後にも先にもここだけだった。辺鄙なところだし、連休も終わっているし、客はあまりいない。

 

ちょっと街。陕西省神木市。秦晋蒙三省(区)接壤地带。秦晋蒙とは、陕西,山西,内蒙

 

隧道(トンネル)。

 

一番上の方、万里の長城だよね。

 

 

 

窑洞

 

元は窑洞に住んでいただろうに、ちゃんと家を建てて住んでいる人もいる。毎日、高速道路を眺める感じ?

 

谷西服务区

 

高速の向かい側の谷西服务区。

 

毛主席万岁

 

ずっとこんな景色が続く。

 

大同方面へ。

 

14:05。入口に「山西省高速公路⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎星级服务区」と書いてあった。五つ星ということは期待できる?山阴康庄服务区山西省朔州市山阴县

 

私は運転できないが、もう一台は交代で運転している。女性の方がゆっくり運転で、私達が着いた時、30キロくらい後ろを走っていた。

 

ダンナ、車で寝る。私は探検。右が食べ放題(36元)。左がアラカルト。

 

トイレは空室かだけでなく、色々なことが表示されている。

 

トイレットペーパーは手洗い場に機械があり、スマホでスキャンして出るタイプ。面倒なので利用しない。

 

头等舱(ファーストクラス)、10分9.9元。北京より安い!私がやらないわけがない。

 

あとの2人とサービスエリアで待ち合わせて、高速降りて、ちゃんとしたレストランで現地ならではの物を食べようという話しになっていた。

 

1人がやってきて、「ここで食べよう」と言った。ダンナが車で寝ていたので、起こしに行って、聞いたら、「いいよ」と。

 

えええええええ!ここから車で25分で「应县木塔」がある。

 

現存する世界古代史上最高層の木造建築。見たい!

 

 

 

観光地だから、まともなレストランがあるだろうとの見立てで、この近くで

 

食べようと一度は考えたダンナだが、サービスエリアで妥協?

 

高速降りると、二時間は余計にかかる」。友人が言う。運転者としては時間は短い方がいい。運転しない私は文句も言えず、従う。

 

ダンナと中に入ると、2人はもう食べていた。しかも「4人分払ったよ。俺の奢りだ」とも。

 

ダンナ拒否。温かい物を食べたい。時間は午後3時。食べ放題のおかずはそんなに温かくない。冷めている。食指が動かない。車にあったカップラーメンを食べる。ここで茶鸡蛋,凉皮を買った。

 

 

北京より気温が低いから、秋になるのが早い。黄葉、紅葉。

 

 

 

杀车失灵と書いてある。砂が積まれていて、ブレーキが効かなくなったら、ここへ突っ込む。

 

 

北京冬季五輪の会場だったところ。山にこれだけの光を設置するのは大変だし、今も点けていて電気代どんだけかかっているのよ。

 

河北省を出る检查站。ここまで渋滞は一切なし。ここでしばらく待つ。身分証を一人一人チェックするので、時間がかかる。でも、私達の車の前二台目からしばらくはノーチェックで通過。

 

 

ところが、すぐ先の北京に入る检查站では全員の身分証をチェック。これは絶対、絶対、絶対するそうだ。

 

私は外国人永久居留証(磁気カード)なので、機械にピッで終わったが、パスポートだともっと時間がかかったのかもしれない。知ってる人は教えて欲しい。

 

北京に入っても山の中。八达岭高速、六环路を通る。

 

久しぶりに見るネオンの高層。眩しくて、溢れる涙を禁じえない。

 

通州区のアトリエに着いたのは21時すぎ。

 

ばあさんが「これ食べなさい!」と、遅い晩ご飯。

 

終わり。

 

 

メモ:高速道路は1公里5毛。今回(帰りは)348元払った。

 

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