日中ハーフの通行証について | みどりの果敢な北京生活

中国のグリーンカード「永久居留证」の取得方法については書いた。ダンナさんが中国人の日本人に会って、手続きの方法を聞かれることがよくある。ブログは便利。これを教えている。

 

さて、私には直接関係ないのだが、役に立つ人もいるかもしれないので書いておく。日中ハーフの子どもに発行する「旅行証」について。

 

中華人民共和国駐大阪総領事館

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<ここから抜粋>

Q4:うちの子どもが日本のパスポートでビザ申請しようとしたら、総領事館で旅行証を作るよう言われたのはなぜ?

 

A:『中華人民共和国国籍法』の関連規定によれば、国際結婚によって生まれたハーフの子どもは、外国のパスポートを持っていても、中国国籍を喪失したことにはなりません。日本の場合、両親のどちらかが中国公民で、子どもが日本で生まれた時に中国国籍の父親または母親に日本永住の資格がない場合、子ども自身が出生時から日本国籍を有していても、中国国籍法の関連規定に適合しないため、やはり中国渡航には総領事館で旅行証を申請しなければなりません。

 

変なルールがあるのよ。たとえば、私の娘は東京で生まれて、0歳で日本のパスポートを作って、東京の中国大使館にビザを申請して、中国に渡航。私と同じで、日本人(外国人)として中国に滞在している。

 

中国は二重国籍を認めていないので、というか、申請するつもりもなく、娘は日本国籍のみ。

 

ところが中国の国籍法では、親の一方が中国籍であれば、自動的に中国籍を所有することになる。ただし、うちのように父親に北京戸籍があっても、子どもに北京戸籍はとれない。日本国籍を離脱しない限り、北京戸籍はもらえない。北京戸籍はないけど、中国籍はあるという状態。

 

これについて明確に厳しくなった年があって、それを境に、うちの娘くらいの歳の子は大人の私と一緒で面倒なことはないが、もっと若い子は上記のQ&Aのように、日本在住で中国へのビザを取得したければ、先に中国籍を離脱しなさいと言われる。その手続きをしないなら、「旅行証」を申請することになる。

 

以下、ネットで見つけたこれ関連の記事。

 

①旅行証(中国(上海)ビジネス情報)2015年

 

②日中ハーフの手続き奮闘記 2023年

 

③【日中ハーフ】旅行証の運用方法〜コロナ禍において〜 2021年

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この人、1995年生まれで中国人と結婚?早まったな(おいおい)。YouTubeもやってるんだ。子どもの顔は出さない方がいいんだよと言いたいが。コロナの大変なときの記事なので、今は違うのかもしれないけど。

 

 

私の知人で、ダンナさんが中国人の日本人女性が2005年だったかな。ノービザで本人とお子さん(日本で生まれて日本国籍)2人の計3人で中国に入国。ノービザは2週間しか滞在できないので、北京の出入国管理局へ行って延長しようとしたら、おかあさんと上の子は延長できたが、下の子は中国籍を離脱しないとビザは発行できないと言われた。

 

生まれた年が何年だったか忘れたけど、たとえば2003年生まれならいいけど、2005年以降に生まれた子に厳しくなった。つまりその間の2004年(年はうろ覚え)に厳しくなった。私はそう理解した。今は違うかもしれない。うちの娘は父親が中国人である家族のビザを取り続けて、あるときから厳しくなって、日本の戸籍謄本を日本の外務省で認証し、そのあと日本の中国大使館で認証した。18歳になったら(普通は高校三年生のとき)、学生ビザに変更しないといけなくなった。

 

ルールは変わる。ちゃんと出入国管理局、中国大使館などに問い合わせた方がいい。

 

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