拓本の素晴らしい展覧会:三国両晋南北朝刻石三十品新探(国家画院美術館) | みどりの果敢な北京生活

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アトリエにいる。Wi-Fiが壊れてるの困る。

拓本の展覧会へ行って来た。

「三国两晋南北朝刻石三十品新探」

 2021年11月1日—11月10日 中国国家画院美术馆

写真は美術館の公式サイトへ。6日までだったが延期になった。

 

今年は北京で書道の展覧会でパッとしたのがなかったから、これはとても有意義だった。背景を調べたり予習はし、プリントも作ったけど、間に合わなかった。そして昨日もずっと関連記事を読んでいたが、キリがない。何しろ歴史は悠久だから。

 

まずネットから拾ったリストを挙げる。実際はここにない拓本も展示されていた。❌はなかった。

1《上尊号》❌

2《受禅表》受禅碑

3《孔羡碑》

4《谷朗碑》

5《禅国山碑》

6《天发神谶碑》

7《华芳墓志》(会場では《华氏夫人墓志》)

8《广武将军碑》

9《爨宝子碑》

10《好大王碑》

11《中岳嵩高灵庙碑》

12《爨龙颜碑》

13《姚伯多造像》

14《始平公造像》

15《魏灵藏造像记》

16《霍扬碑》

17《石门铭》

18《南石窟寺碑》

19《郑文公碑》

20《瘗鹤铭》

21《刁遵墓志》

22《李璧墓志》

23《张猛龙碑》

24《马鸣寺碑》

25《高贞碑》

26《曹望憘造像记》

27《张黑女墓志》❌

28《敬史君碑》

29《天柱山铭》

30《铁山石颂》❌

 

会場ではこのリスト順ではいなかった。時代順でもなかった。壁にかかっているのと、ガラスケースに入っているのと、パソコンに整理するの、昨日一日やったたのに、まだ終わってないわ。

 

土曜日の9時20分くらいに中に入ったんだが、微信で予約してあった。してなくても入れる。トランシーバーで「83人」って言っていた。10月に私は絵画展を見にここへ来ているが、平日だったからか。三人くらいしかいなかったよ。拓本だけ撮りたくても人多くて難しかった。

 

私の撮った写真をいくつか挙げておく。

 

《好大王碑》

 
原石の写真をネットから。
 
今はガラスで鍵がかかるようになっているらしい。ガラスの中にも入れないのかもしれない。

 

《爨宝子碑》(さんぽうし)

 
招商银行はこの↑字体だから!
 

 

 

高貞碑!左が私が会場で撮ったもの、右はネットから。

 

 
日本で買った本、「すぐわかる中国の書」(東京美術)によると「文革のときに縦に割られ、溝の覆い石として使われていた」だからその前後で拓本が違う(写真で確認のこと)。痛々しい。
 
これも日本で買った本。「中国文字文化の旅」(横田恭三著、芸術新聞社)に「高貞碑は山東石刻芸術博物館にある」と書いてあったので、今年7月に行ってみたが閉館した。残念!門番のおじさんが「ここにあったものは博物館に移す」と言っていた。普通に考えて「山東博物館」だとは思うが、未確認。
 
会場のすべての写真を撮らなかったが、いま整理中なので、どこぞにすべてアップしたらまた報告する。
 
 

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