山東省曲阜旅行2孔子廟 | 北京に戻って来たが通州区にいるみどりの果敢な北京生活
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昨日は曲阜の駅を出たところまで書いたが、その直前のことを書かなきゃ。駅を出るとき、改札口で以前は紙の切符(磁気入り)を当てていた。今は身分証をスキャン。私はパスポートなので、一番端の駅員のいるところへ行って、パスポートを見せると、「ちょっとこっちへ来て」と連行される。
 
机に座っている駅員が紙に私のパスポートを見ながら、いろいろ書き込む。それで無事放免。外国人だけ厳しくチェック?

 

曲阜は孔子の里。観光すべきは三孔

孔庙(孔子廟)……孔子を祀るところ

孔府……孔子の住まいだったところ

孔林……孔子とその一族のお墓

 

我国四大古建筑群为:避暑山庄(河北省承德市),曲阜三孔(山东曲阜)、故宫(北京)、岱庙(山东泰安),四大古建筑群均已列入世界文化遗产名录。

中国四大古代建築群の一つでもある。三大となると岱庙が外される。

 

滴滴を降りる。行き先を「孔庙南门」にしたが、門の目の前じゃないな。標識を見て100m先とわかる。ちっ、手前で降ろされたか。

 

たどり着くまでは土産物屋が並ぶ。その間「ガイドは必要ですか?」がしつこい。

 

切符売り場。右側のテントの中で健康コード提示(北京で使っているもの。スキャンするのでなく、自分の状態を開く)。

 

あの中で切符を買うのよ。60歳以上は半額」などとすごく丁寧に話しかけて来る人は、自分をガイドとして雇って欲しい人だ。おいおい、私が60以上に見えるのかよ。おまえは死刑だ。

 

三つ全部行くのは140元。有効期限は7日間。一番手前の孔庙から行く。

 

孔庙始建于鲁哀公十七年(前478年),历代增修扩建

孔子(BC551-479)が亡くなった翌年に魯の哀公が旧宅三室を廟として孔子を祀った。前漢以降、歴代の帝王が改築をし、宏壮な建築群となった。

 

曲阜は明代の城壁が残っている。以前は上がれたというが、今は非公開。

 

门额题“万仞宫墙”,语出子贡“夫子之墙数仞,不得其门而入,不见宗庙之美,百官之富。清乾隆皇帝亲临曲阜祭孔时,将胡书凿去,易以御笔。「萬仭宮牆」は孔子の弟子子贡の言葉で、孔子の壁は高い(学が深い)ことを意味する。乾隆帝の字。

 

曲阜は日本から旅行に来た人も多いくらいなので、ネットで探せば旅行記はたくさんある。私は目的が書道なので、それに絞って挙げていきたい。

 

孔庙、孔府には、前漢から中華民国までの謁廟、祭告、修廟、墓誌、画賛、詩文、名家の法帖、漢代の画像石など2000点余りの碑刻がある。

 

たとえば「御制孔子庙碑」。こういう皇帝が建てた孔子廟碑がたくさんある。虞世南の孔子廟堂碑ではないので、しっかり見ない。

 

これは伝説上の生物、贔屓(ひき)で、石碑の台になっている場合、亀趺(きふ)という。
 
贔屓は龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子の一つで、その姿は亀に似ている。重きを負うことを好むといわれ、そのため古来石柱や石碑の土台の装飾に用いられることが多かった。日本の諺「贔屓の引き倒し」とは、「ある者を贔屓しすぎると、かえってその者を不利にする、その者のためにはならない」という意味の諺だが、その由来は、柱の土台である贔屓を引っぱると柱が倒れるからに他ならない。 以上Wikiより(詳細はここへ

 

皇帝の字はこういうきれいな楷書。

 
十三御碑亭」という皇帝の石碑がある亭が13ある。適当に見る。
 
書家が見るべき「玉虹楼法帖石刻」。
 
 
玉虹楼法帖现存大成殿东西两庑北端,孔子六十九代孙孔继涑搜集历代书法家作品整理或帖摹而成。刻石584块,拓片装订为101册,称“玉虹楼法帖”或“百一帖”。

 

其中玉虹楼帖广刻张照各种书体,是研究张照书法艺术的重要资料;玉虹鉴真帖、续鉴真帖各13卷,摹刻各种古代法书,计有王羲之、王献之、颜真卿、褚遂良、欧阳询、李白、苏轼、黄庭坚、米芾、蔡襄、赵构、赵孟頫、吴宽、文徵明、董其昌、祝允明、沈周、王铎等200余人的书法作品。
 
「淳化閣帖」「三希堂法帖」と合わせて、三大法帖という。残念なのは奥の方は入れないし、これも手前に台があって、すぐ間近では見られない。
 
「杏壇」。《庄子·渔父篇》载:“孔子游于缁帷(即黑惟,假托为地名)之林,休坐乎杏坛之上。弟子读书,孔子弦歌鼓琴。”

荘子に「孔子が緇帷の林に遊び、休んで杏壇の上に坐る。弟子は読書し、孔子は歌を詠み、琴を奏でる」。

 

 

 

北京の琉璃厂近くに杏坛美术馆があるが、ここから来ていたのか。

 

是非見たいと思っていた「鲁壁」。

 
据《汉书·艺文志》记载,秦始皇焚书坑儒时,孔子第九代孙孔鲋将家中珍藏的经典书籍偷偷藏于孔子故宅的墙壁内。
秦の始皇帝が焚書坑儒を行った時に、孔子の九代目孔鮒が書籍を隠した壁。
 
 
いい隷書だ。
 
 
続く。
 
 
<参考>

曲阜旅游1孔庙 私の撮った写真はここに入れた。文章なし。

 

日本語で説明

① 孔子故里曲阜・孟子故里鄒城・道教聖地泰山 山東省 史跡巡りの旅 (2019年1月)

 

②(2009年10月)

 

 

 

 

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