東便門+富底世界+宋荘美術館in北京 | みどりの果敢な北京生活

みどりの果敢な北京生活

9月6日。最高気温29度。最低気温16度。空気質量指数42。

 私が留学を始めた90年代初め、中国は社会主義だった。そう感じられた。小麦粉の配給券(「糧票」)とかあったしな。今も社会主義ってことになっているけれど、そう宣言するのを恥ずかしいと思っているのか、「特色ある社会主義」という言い方をする。資本主義の混ざった社会主義。確かに特色あるよな。ありすぎるわ。

 

 私が十数年北京にいて、社会主義が資本主義になったと顕著に感じられるのはDMだ。ダンナも手紙を全然書かないから郵便なんて来なかった。でも今は(うちの場合)画廊からのDMがたくさん来る。画廊のDMは「紅門画廊」が最初だったと記憶しているが、さすがオーナーが外国人なだけある。やることが早い。紅門画廊は初めチャイナワールドホテルにあったのに、今じゃ文化遺跡の東便門とナウい798の両方に画廊を持っている。

 

 DMがあるからタダで入れるし、子どもが東便門を通るたび、「あの中に入りたい」と言っていたので、週末に行ってきた。東便門は明清時代にあった城壁のうち、ちゃんと残っている数少ない門の一つ。中国は門って言っても立派な建物。

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 中はガラガラ。貸切状態。もったいない。「史鐘頴個展」(1階。インスタレーション)は12月16日まで。公式サイトに写真あり。
 3階は常設展かな。現代アートでは著名な女性アーティスト陳慶慶の作品(写真右下)もあった。

 

 そのあと居酒屋橋場で食べて、そこからすぐの水族館へ行った。工人体育館南門のところにある「富国海底世界」。2人とも幼稚園のとき私が連れて行ったことがあるのに、覚えてない。息子はこの秋の遠足がここだったが、また行きたいと言い、行ってきた。
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 魚を見ていると、「あっ!人間が!」。お兄さんが掃除し始めたのだが、お兄さんはゴーグルをつけている。レンズが厚いのかな。お兄さんの目がヘンに写る。息子が「うわぁ!ぶっさいくぅ!」って←失礼だよ。
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 時間が決まっていて「美人魚」(日本語は「人魚姫」)のショーがあるというので見た。
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娘「ちょっと美人じゃないんじゃないの?」
息子「美人魚ってやせてるんじゃないの?ちょっとムチムチだねえ」
 なかなかうるさい。


 

 さて2週間も前だが、再び「宋荘芸術節」の一部へ行った。年1回のアートフェスティバルなので、無数の画廊が展覧会をやっているが、そんなに全部行ってらんない。

 

 市内からともこさんが来たので、「宋荘美術館」へ一緒に行った。このあたりは工場が結構あるのだが、尋常でない煙の出方に注目!
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 ともこさんのブログにここの写真が結構載っているが、出品作家は著名人ばかり。館内で写真撮っていいかって聞いて、いいって言われた。日本だったら絶対無理。うちの娘のブログ息子のブログにも写真アリ。

 

 798と違って、市内から遠いし、画家村に着いたところで、範囲が広すぎてどこに行っていいかわかりづらい。現代アートなんて、興味ある外人たくさんいるはず。村の促進委員会、参観者が増えるようにちゃんと考えんかい!っていつも思う。

 

 その他、今やっている展覧会はここらへんから

 

 「外は寒い!」なんて言ってないで、出かけよう!