誇るべき日本の給食 | バイリンガル・コネクションズ社長のブログ

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今日はこんな事考えてました日記

何に対してカルチャーショックを受けるかは人それぞれですが、私が小学校5年生でベルギーへ行った時に大きな衝撃を受けた事は「給食」でした。


そう、あの給食です。


以前見たテレビ番組で、色々な国の給食を紹介していました。インドでは予想通りカレーが主食だったり、フランスではフルコースが出る等々とても興味深いものでした。




私が通っていたアントワープ・インターナショナルスクールは、“インターナショナル”なだけあって、さぞかし毎回豪華な料理が出るのだろうと思われがちですが、これ程までに期待を裏切る事も少ないと思える内容でした。


では、実際どんな物が出たのか。



最初に、トレーを持ち、鉄のレールに置き進んでいきます(イケアのレストランにあるような感じです)。何だか外国にいる事が実感出来て楽しかったです。




まずは飲み物です。

海外っぽくコーラの自販機があったのですが、流石に小学生はコーラを買ってはいけないらしい。

なので、缶のオレンジジュースを選択。

缶?え、これ炭酸。。。ファンタと同じじゃん。

そんな事を思いながら次へ。




次に目に飛び込んで来たのはワッフルやチップス。

流石ベルギーだけあってワッフルですか。

ん?でもこれお菓子ですよと悩む小学生。




戸惑いながらも、最後に待ち構えるおばちゃんのところへ。

「ハム・アン・チ~ズ?サラ~ミ~?」

サラミ?それっておつまみ?と思いながらも、チーズが大嫌いな私はサラ~ミ~が入ったサンドイッチを注文。

そして、そのまま無言でレールからトレーを持ち上げて席へ向かう。




小学生の私でも健康を心配してしまうような「給食」。

「カルチャーショック」という言葉も知らずに経験したカルチャーショックでした。



しかし、海外の子供たちは、この様な給食でも中学になるとドンドン大きくなるのが驚き。逆に健康的な給食を食べている日本人の方が小さい。これは体の作りが違うので、仕方ないのかもしれませんが、今でも不思議。




ただ、この様な給食からも多くを学ぶことが出来ました。小学生にして、生まれて初めてラビオリ(Ravioli)を食べたり、日本で言うホットサンド(toasties)もここで出会った食べ物です。

日本人には覚えにくいであろうサラ~ミ~の発音をマスター出来た事には、おばちゃんに感謝。




ただやはり、日本の給食を知っている私にしてみると、あの栄養バランスがしっかりと考えられて、給食のおじちゃんやおばちゃんが、一生懸命作っていた給食がとても恋しかった事を記憶しています。また、給食当番の生徒が給食の盛り付けをしたり、みんなで一緒に給食を食べたり、嫌いなチーズを誰の道具袋に入れるかを考えたり。。。



今給食の形が変わって来ていると聞きますが、昔からある素晴らしい日本の給食はしっかりと残して欲しいと切に願います。





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