この度の東北地方太平洋沖地震により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地が一日も早く復興することをお祈り申し上げます。
福島生まれ、そして日本人として、世界中の人達同様、大きな悲しみを経験しております。
被災地の方々に怒られてしまうかもしれませんが、地震から数日間は何もやる気が出てきませんでした。
しかし、現地の方々が必死に生きようとしてる姿や日本中から感じる応援や一体感に感動したと共に、被災地の復興に今少しでも貢献できればと考え、
節電や義援金等の形で行動をする事にしました。これは皆さんも同じだと思います。
今回学んだ、また再確認できた事は多々ありました。
今までいかに当たり前のように、無駄に電気を使っていたか。
どれだけ食べ物が手に入る事に対する感謝の気持ちが欠けていたか。
自分自身で見直さなければならない事は沢山ありました。
しかし、それと同時に海外からも称賛された、日本人の素晴らしさが再確認できたのも事実です。
誰もが“被災地の方々に比べたら”と節電や駅での混雑にもしっかりと対応していた事。
自分を犠牲にしてでも子供たちを守ろうとした人達。
被災して苦しいにもかかわらず、他人を思いやる気持ちを持っている方々。
言葉にならない熱いものを感じました。
そして、多くの国や地域からの支援にも本当に感謝しています。
ここまで多くの国々が支援をしてくださるのは、今まで我が国そして我々が、常に何かあれば支援をしてきたからではないでしょうか。
日本人である事を今まで以上に心の底から誇りに思いました。
しかし、今回のような事がきっかけだった事が残念でなりません。
今でも福島原発の現場で命がけの作業をされている方々に感謝すると共に、被災地で苦難に直面されておられる方々に、一秒でも早く安心して頂ける日が来ることを、
心から願っております。