日本の英語に気をつけろ! | バイリンガル・コネクションズ社長のブログ

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今日はこんな事考えてました日記

「英語がどんどん話せなくなるんだよね」


意外にも、帰国子女の友人の多くが言う言葉です。

そう、日本に戻ってくると話す場所が限られてしまっている関係で、徐々に英語の筋肉が失われると同時に、自信も無くなり、話せなくなってしまうのです。

しかし、実はこれ、毎日音読を行ったり、英語を聴く等、英語に触れる事によって解消する事が出来ます。

これより大きな落とし穴が実は身近に存在します。


それはズバリ「日本の英語」です。


ここ10年程で会話の中で使われている片仮名語の数は、倍ぐらいになったのでは無いでしょうか。

実際にテレビ番組を注意しながら観てみると、これでもかと言う位出てきます。

私がこの状況に対して、文化や歴史の側面から考えて、とても大きな危機感を持っている事は別の機会にお話し出来ればと思いますが、実は日本語で使われている英語をそのまま使おうとすると、全く間違った使い方をしてしまう危険性があります。


例えば、「get」。流石に数年前ほど耳にしませんが、「ゲットする、ゲットした、ゲットしよう等々」頻繁に聞いたものでした。

しかし、考えてみるとこれ、どの時制で話しても「ゲット~」なんです。「ゲット」に「する」をつける事自体違和感を感じますが、全ての時制において、「ゲット」を使うのは如何なものかと考えてしまいます。


英語を話す上で、「動詞」はとても重要です。そしてその動詞を使う際には必ず「時制」を考える必要があります。

しかし、この様に全ての時制で「ゲット」を使う事に慣れてしまうと、実際英語を話すときでも全て「ゲット」と言ってしまう人も少なくないはず。


他にもバスケやサッカーでは「ナイスシュート」、選択をする際には「チョイスする」、「チームを作る」と言ったものも

日本人が英語を話す弊害になっています。

せめて日本語に英語を入れて話すのであれば、正しい使い方をしなければ、それこそ「日本の英語」になってしまいます。


通じる英語を話すためには、このような間違った英語の使い方には影響されないように、気を付ける必要があるという事です。


是非一度、何気なく日本語と一緒に使っている英語に耳を傾けてみてください。

きっとその恐ろしさを分かって頂けるでしょう。



*ちなみに「ナイスシュート」は、名詞として使うので「Nice shot」。実際に小学生の頃に叫んで直されました。。。

「チョイスする」であれば「チューズする」の方がまだ許せます。「make a choice」としての使い方であれば理解は出来ますが、「ゲットする」の流れから考えると「チューズする」にすべきだと考えます。

そして「チーム」は「cheam」になってしまうので、「team」と発音する事をしっかりと理解しておく必要があります。

これも実は全く通じなかった苦い経験があります。



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