桜満開の週末。
公演を間近に控えたあたしたち劇団員は、お花見なんてしている暇はなく練習に明け暮れる。
電車から見える線路脇の桜並木と、道にある桜の木を見て今年のお花見は終了。
昨日は大阪にある事務所で、衣装合わせをして当日の小屋見学ツアーをば。
十三は、専ら乗り換えの駅である。
その十三に初めて降り立った。
商店街で有名だというみたらし団子を購入。
短時間に十三を楽しんだ。
今日はいつもの稽古場。
昼から22時までのロングラン稽古。
衣装や小道具、動きも決まりつつあって本番が近いことを実感。
昨日の「十三初体験」に引き続き、本日もあたしはハツモノに出会うことになる。
それは…
お姫様だっこ!
とあるシーンで、いろいろな案が出た中に
「お姫様だっこをしてハケる」
という意見があり、実践してみようという流れになった。
誰が?
あたしが、である。
あたしが、されるのである。
いやいやいやいやいや。
まてまてまてまてまて。
お姫様だっこって、ディズニーのプリンセスたちがプリンスにされるアレでしょ。
ふわぁって横に抱えられて、優雅な笑顔をふりまくアレでしょ。
アレをしていいのは、ディズニーのプリンセスもしくは少女マンガの可愛コちゃんだけでしょ。
あたしなんかを持ち上げたら、相手の腰が悪くなってしまうって。
明日からの生活に支障をきたすって。
そんな拒否も通らず、人生初の、お姫様だっこをされてしまった…!!!
わーぉ。
プリンセスのような素敵なドレスではなく、学生時代のサッカー部ジャージ姿。
舞踏会のような素敵な場所ではなく、公民館の一室。
申し訳ない気持ちでいっぱいで、というよりそのシーン柄、優雅な笑顔をふりまいたわけでもない。
人生初の「お姫様だっこ」は、ただの「移動手段」にすぎなかった。
やはり、庶民がしていい移動手段ではない。
しかも、あまり美しい絵ではない。
まぁ、20代最後のいい思い出か。
標準労働時間と同じ8時間に及ぶ稽古の後、
話の前後解釈等をふまえて、本番の演出はお姫様だっこではなく別の演出になったが。
新しい演出も、最初かなりの抵抗があった。
本日の練習で10回近くやったけど、やっぱり慣れない。
公演までに痩せないと!
内容は、ヒ・ミ・ツ♪




