蒼くてぽっかりとした埋まらない何かに、わたしはたまに襲われる。 それは突然やってくる。
もうそれは、幼少期からである。
その正体が何か、と言われれば正解はない。
やり場のない不安のような。
よく漫画に出てくる、たくさんの糸くずが絡まって、くしゃくしゃになった塊のような。
それが胸のココにいてる。
急にセピアの波が押し寄せて、涙が溢れそうになって、外には出さないが、うわぁーってなる。
そんな招かざる客がやってきた。
私ってば、
まだ何一つ成し得てない。
何も世の中に残せてない。
口ばっかり。
夢ばっかり。
理想ばっかり。
全てを投げ捨てる勇気もなく、
かといって諦めることもできない。
なんの才能もないくせに、
飛び出す覚悟もないくせに、
15弱の春みたいな、へっぽこな空想を語る。
あの時、家を出たらよかった。
新しい世界に住めばよかった。
後悔できないくらいやりきればよかった。
もっと素直に人を好きになったらよかった。
自分に誇れるものが何もないのに、好きになんてなれない。
立ち止まってばかりいる。
振り返ってばかりいる。
このまま終わりたくないともがいてばかりいる。
まだ歩けるのに、頑張っていない。
時間がない、と、言い訳をしている。
まだまだ終わっていないのに、嘆いてしまっている。
今でも蒼くて埋まらない何か、は、どうやったら帰ってくれるのかわからない。
でも、こんな時だからこそ、動いた方がいいということはわかっている。
やりたいことに失礼すぎる。
蒼くて埋まらない何かが、ただのココロのモヤモヤで終わらないように。
作ったものを解き放てる場所を探そう。
一番恐ろしいのは、何も感じなくなること。泣きそうになったり、苦しくなったり、もがいたりしなくなること。
この来客があるうちは、まだまだまだ大丈夫。
いつかこのお客をも味方につけてやる。
さぁ、動け、わたし。