先日、伏見稲荷大社に参拝しました。
最近は、祝詞を奏上しながら山に登っています。
観光客が多い参道を避けて……
キレイな空気をたくさん吸い
心身共にキレイになって
帰路に就いたんですけどね。
その道中、たまたま⬇️この記事を読んで
こんな事を、思い出しました。
夢で前世のネタ
そう言えば以前、夢の中で誰かに
「あなたの前世は……」
と言われて
「ああ、知ってますよ~」
「包丁屋のおかみさんでした」
と答えた事があったな、と。
目覚めたとき
「なんであんな回答をしたんだろう」
全く意味が分からない
で、そのまま忘れていました。
ただ……
包丁に関しては、
こんな思い出があるんです。
人生初包丁
私は18歳の時、生まれて初めて「自分の包丁」を買いました。
独り立ちするために
近所のホームセンターに行って
鍋や調理用具を購入した時。
当時、我が家は極貧で
高いモノを選択する余裕がなく
安いモノを選んで
かごに入れていたのですが……
なぜか「包丁コーナー」で
すんごく悩んだのです。
包丁コーナーには確か
980円ぐらいから
色んな包丁が並んでいました。
どれも
「楽々お手入れ」
「持ちやすい」
など「使い勝手の良さ」をアピールしていたのですが
その中で、ただ一本
「錆びます 切れます」
と書いた包丁が
そして、その包丁だけ
にぶ~い光を放ち、
群を抜いて高かった
確か、4000円前後だったと思います。
「なぜ、使い勝手の悪さをアピールするんだ?」
「それなのに、なぜ高いんだろう?」
「一本だけ、どうして色が違うの?」
(※ステンレスと鋼の違いです)
ただ、
「それでも売っている」
と言うのには、理由があるんだろう
と思って
その包丁を買ったんです。
結局私は、その包丁を
30年使いました。
包丁屋さんが近所に⁉
30年経って、柄の部分の鋼が腐り
モノを切ろうとしたら
柄と刃を繋ぐ部分が折れて……
包丁としては、使えなくなってしまいました
「新しい包丁を買う時期が来た」
「けれども、同じ包丁がいい」
と思い、包丁に刻印されていた
メーカーらしき名前を検索したところ
その会社が、ごくごく近所にある事が判明😱
……我が家は転勤族なので
たまたま引っ越したところが、
包丁屋さんの近所だったんですね~
1000キロ以上移動したのに。
びっくりしました。
包丁屋さんで
そして、
30年使い慣れた包丁を手に
その包丁屋さんに伺ったところ
そこは、老舗包丁店。
「日本料理店の調理人」が良く来るそうで
一般家庭では見る機会がない
いろんな形の包丁が
所狭しと並んでいます。
そこの方が、私の包丁を見た途端
「この包丁は、私の祖父が作った商品なんです」
「素人でも買えるよう、柄の形を変えたのですが……」
「そのため、腐りやすくなって💦」
そういう事情があったんですね~
今は代替わりして
同じ商品は作っていないそうです。
大絶賛された
ただ、お店の方が
「お客様の包丁の取り扱いは完璧」
「100点満点」
「こんなにキレイに鋼を扱える方は、滅多にいない」
と大絶賛
そうなんです。
なぜか私、誰にも教わっていないのに
包丁をキレイに研げるんです。
そして、水気を拭いてから片づけていただけなのですが
刃全体に鋼特有の「経年変化のさび」が広がり
刃の減り方も均等。
それが
「素晴らしい」
と、褒めていただきました。
で、似た商品を購入。
「お客様の包丁は、神社でお祓いさせていただいてから、コチラで処分いたします」
とのことで、
ありがたくお渡ししました。
で、
「えらいお世辞だな~」
「老舗ってスゴイな~」
とか、ちょっと考えながら
帰宅したのでした。
その3年後。
別な包丁を買いに、
私はまた、そのお店に伺いました。
お世辞ではなかった
お店に入った途端、
前回対応してくださった店主が
「あっ!あなたは……」
覚えていてくださったんですね~
老舗ってスゴイ
と思っていたら、
こんなことを、おっしゃいます⬇️
前回お預かりした包丁、
「素人が30年使った包丁」
「主婦の手入れでOK」
「プロじゃなくても大丈夫」
という具体例として、
あれから当店の店頭で展示しています。
スゴイ説得力があって、
お客様も納得して購入してくださいます。
……ということで、
余生を過ごしていたんです
その包丁が、コチラ⬇️
刻印を消すために、画像を加工しています
刃と柄が取れそうなので、ピンクのテープで補強されていました。
料理人ではない、素人の方が
「鋼の包丁、長く使いたいな」
と思っても、
「手入れが大変なんでしょ?」
と、思い悩まれるそうなんです。
そんな時、この包丁を見ると
「へ~、30年使えるんですか」
「お手入れは、思ったより難しくないんですね」
と、納得するそうで
こんな余生を過ごせる包丁、
滅多にないと思うんです。
だから、
「ありがたい事だ」
と思って、帰宅しました。
今回伏見稲荷を参拝して
帰宅途中に桜井識子さんのブログを読み……
「夢」
「過去の行動」
「刃物店での対応」
これらがつながり
「私の過去世、本当に包丁屋のおかみさんかも」
と考えるようになりました。
だからと言って、何もないんですけどね
ひとつの指標に、なるかな?
そういえば、
高校生の時に
「鍬が欲しい」
と親にねだったのも、
ここら辺にルーツがあるのかも、しれません
そんな感じで、
自分のとっさの行動や
心の動きを見る
「1つの考え」
として使えるんじゃないかな?
多分、過去世って、
こんな感じで分かるモノなんだと思います。