バービーなう | ヨネヤマヤヤコのおしゃれ日記

ヨネヤマヤヤコのおしゃれ日記

たかがおしゃれ、されどおしゃれなう

何よりもまずマーゴット・ロビー演じるバービーが素晴らしいハートピンクハートハートピンクハート
当初バービー役を演じるなんて考えてもいなかっただなんて信じられない
世界中からピンクの塗料が欠品するほど使われたと噂のバービーランドも壮観
溢れんばかりのピンク色に彩られた世界にアドレナリンが出まくってしまいました飛び出すハート

 

 

グレタ・ガーウィッグ監督作品と聞いてめちゃくちゃ楽しみにしていたのに
「バーベンハイマー(Barbenheimer)」ミームにワーナー社のSNS担当まで乗っかっちゃった一件はまあがっかりでした。
お若いの。初期のバービーは日本で作られてたんだよ。もちょっと敬意払ってもいいじゃないのムカムカ

 

(むかし描いたバービー初号機)

国際貿易が受注し、シャーロット・ジョンソン女史が1年間帝国ホテルのスイートルームに滞在し書き起こしたデザインをもとに主婦たちが内職して縫い、厳しい検品をくぐり抜けて出荷されたのじゃよ

とはいえ本編を見たら1977年にモデルチェンジした後の金髪碧眼スーパースター顔のバービーの物語。誕生から64年、いまやメイドインジャパンではない時代のほうが長いのです。

 

マイナーチェンジを繰り返しながら徐々に進化したバービー人形の顔の変化がわかる比較画像
ここ面白いです

 

 

 

 

 

『2001年 宇宙の旅』パロディのオープニングにわくわくオーナメント
幼女たちがミルク飲み人形を叩きつけるシーンも話題に。

わたしたち幼少期から子育てやおさんどんするものだと刷り込まれていたんですねドクロ

 

 

バービーランドから人間界に旅立つバービーとケン流れ星
家父長制が跋扈する現実を知り、フェミニズムがなんたるか教えてくれます
「ファシスト」呼ばわりされるバービーや

とってもホモソーシャルなマテル社には度肝抜かれました。

この脚本を通した映画製作者でもあるマーゴット・ロビーの手腕凄い拍手

 

 

 

「君は眼鏡を外した方が美人」なシーンで文脈を読み違えた方がいてSNS上で一悶着あったそうですが
ケンがサングラス2個かけるシーンのほうが俄然面白いよサングラス←ここあんまり話題になってない気がする…

わたしのなかでケン(というかゴズリン)ブーム来てます。

仕上がってるわ〜

 

 

ケイト・マッキンノンが出演しているの知らず
へんてこバービー役で登場したときは拍手したいくらい嬉しかった!

ちゃんとマテル社から発売されてました
わたしもお人形の髪の毛切っちゃった記憶あるな……魂


ヴィンテージバービーの歴史を紐解いてみたあげく

従姉妹であるフランシーに魅入られてささやかなコレクションを所持してる身としては

今作ではフランシー完全スルーなのが寂しかったですネガティブ



ひさしぶりに過去のバービー展の写真などを見返していたら

ファッション・エディターバービーはいまでも欲しいな…



茅野裕城子著『バービーからはじまった』
バービー愛に溢れたこのエッセイがすごく好きで何度も読み返してはうっとりしてます。