母と玄米 | ☆千葉県野田市のせんべい屋☆すみこ

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野田の醤油を使って、おいしいおせんべいを作ってるよ。
シンプルな野田せんべい、野田独特の鬼焼、
米澤屋特製の玄米せんべいや桜せんべい。
野田の美味しさ、い~~っぱい召し上がれ!!!

こんにちは!



千葉県野田市のせんべい屋

米澤屋のスミコです❤️



先々週末に、玄米の生地を作って

先週焼いたんですが、

これがもうね、本当によくできまして。




生地作りの段階で、とても良かったので

焼くのもすごーく楽しみでした。

案の定、乾燥もうまく行って、ものすごく美味しく、美しく、スムーズに焼けたんです。


米澤屋玄米史上、ナンバーワンかもしれない。


なんていうと、先代に怒られそうですが😆



ここに来て、ようやく自分たちだけでも

(ダンナさんとワタシと末っ子)

米澤屋の味が作れるようにになってきたかな、

なんて感じています。



実は、3月に予想もしない母の病気が発覚し、

1ヶ月以上の入院の後、今でも治療で

定期的に入院したりしてるんですが、

もう強制的に、3人でおやんなさいと

引導渡された感じで、精神的に非常に厳しい状態でした。


20年以上もこの仕事をしてきて、

一丁前にできてるつもりだったけど、

やはり父がいなくなり、もう聞ける人がいない、

自分たちでしっかりやらなきゃと思いながらも、

母に見てもらっていた部分はとても大きいです。

気持ちの支えでもあるしね。


その母も、日常生活が精一杯どころか

できないことが多くなり、

一緒にいられる時間がどのくらいあるのか

なんてことも思うようになりました。


母が望むことで、ワタシがしてあげられらことは

本当に少ないけど

一緒にいられる時間を心から大切に味わえたらと思います。



今回の玄米が、とてもよくできて

母もすごく喜んでいたし、

美味しいね❤️と言って、自分でも食べて、

お友達に分けてあげると袋詰めまでしてました。

そんな嬉しそうな母を見て、

心からしあわせだなぁと思いました。


今回の玄米は、

ずっと立っているのも辛いだろうに

朝早起きして、母が少し手伝ってくれました。

(三月から五月の中旬まで、当然ですが仕事どころではなく、このまま引退すると思ってました)

だから、特別うまく行ったのかもしれません。


今後も治療が続くので、どこまで体力が持つか、

回復するかわからないし、

当てにする気も頼る気もないのですが、

母がやりたいと思うのであれば、

なんでも一緒にできる時間を楽しみたいと思います。



父は具合が悪くなってから、

本当にあっという間に亡くなってしまったけど、

母との時間は、まだ優しく流れています。



できることをできるだけ。

やりたいことをやれるだけ。

心を込めて。


それが誰かの笑顔になったり、

癒しになったり、

楽しみになったりしたら嬉しいです。



これからも、せんべいの向こう側の

たくさんの笑顔を思い浮かべて

心を込めて作っていきますね。





最後まで読んでくださり、

ありがとうございます🥰