昨日は大人の遠足。
秋田駒ヶ岳に登って来ました。
メンバーは、Sさん、Tさん、yonejiの3人です。

朝6時に出発し、秋田駒ヶ岳の登り口『アルパこまくさ』に到着。ここからバスで8合目まで行きます。環境保全のため、車の入山規制が行われているのだそうです。


ここアルパこまくさでバスのチケットを購入。


ここからバスに乗って行くのでした。

遠くに男女岳でしょうか。クッキリ見えています。今まで曇っていたのに今日もラッキーな一日になりそうです。



バスには結構たくさんの人たちが乗っていました。ほとんど県外の人たちと思われます。


さあ、8合目に到着。

いよいよ、ここから自分の足で登るのです。

『8合目までバスで登り、ここからのコースもハイキング程度。難易度も鳥海山より低いから今日は楽に登れるよ。』

とは、誰が言ったのでしょう。

それを真に受けたyonejiは後で泣いたのでした。


初めに向かうのは阿弥陀池。

地図で確認しています。


登山道の両脇には花がいっぱい。

花の秋田駒ヶ岳と言われるのうなづけますね。


ヤマハハコ。

山頂まで途切れることなく咲いていました。




これはオニアザミでしょうか。


登ってすぐのところは荒涼とした光景。

秋田駒ヶ岳が火山だと言うことを納得させられるのでした。


しばらく中程度の登り。そして時々急斜面。

花をパチリとしながら息を整えるのでした。


ミヤマホツツジが咲いています。


よく見るとなかなか可愛い花。


ウメバチソウも結構咲いていました。ウメバチソツと名づけたのは牧野富太郎だそうです。





これはアキノキリンソウの仲間かな。


ノコンギクでしょうか。


ツリガネニンジンもあちらこちらに咲いています。




ゴマナかな。


カラマツソウも見られました。


はなをぱちりとしながら登っていたら、片倉岳展望台に到着しました。ここで少し休憩なのだ。


田沢湖が見えるかなあと思いましたが、残念ながらガスがかかり下界を見ることができないのでした。




ガスが次から次へと湧いてきます。


では出発。

片倉岳展望台から少し歩くとちょっとしたベンチ。ちょうど雲が途切れたところで男女岳をパックにパチリ。

 

阿弥陀池に向かって歩き始めます。


シロバナトウウチソウが咲いています。


ミヤマリンドウもあちらこちらで自己主張。


トウゲブキは真っ盛り。




あちらこちらに咲いている気になる白い花。

オヤマソバだと思うんだけど、違っていたらごめんなさい。




男女岳の裾を歩いて阿弥陀池に向かいます。


阿弥陀池近くの木道に着きました。

木道の周りは湿地帯。


木道を歩くのは楽ちんでたまりません。



写真撮影が趣味のTさん。

熱心にパチリ。


ここが阿弥陀池。遠くに避難小屋が見えています。


薄くガスに包まれ神秘的。



では、ここから男岳に登ります。

レッツゴー。

ヒェー!結構な急坂。その上足元は岩だらけなのでした。ヒーヒーハーハー。

転倒しないようにゆっくり足元を確かめながら登って行きます。


岩の間にミヤマトウキ。シシウドの仲間だそうです。


yonejiはもう坂道に疲れていますがSさんは元気です。


ここがピークだと思ったyonejiでしたが違いました。


阿弥陀池からここまでしか登っていないのでした。



景色は綺麗だけれどもここから滑落するとかなりやばいよね。馬の背のようなところをゆっくり登って行くのでした。

斜面はお花畑が綺麗です。


これはヒトツバヨモギと呼ばれているらしい。

が、はっきりはわからないのでした。

白い花をたくさんつけています。



ここにもシロバナトウチソウが咲いていました。


中にはピンクなものもあったよ。


男岳のピークに到着です。フー。



下から雲が湧き上がって来ます。

ここでも下界を見ることはかないませんでした。残念。



では、ゆっくり下りましょう。

うわー下りは足にくるね。これは登りよりも大変だ。


降りながら植物を見るyoneji。というか、写真を撮りながら休んでいるのよ。


ハイマツが岩肌に張り付いていました。


コバイケイソウは花が終わり実をつけ始めていました。


チングルマも花が終わり、綿毛をなびかせています。



阿弥陀池に戻ってきました。

足ら特に膝がガクガクするのでした。





避難小屋の前でおにぎりをパクつきます。

うま〜い。



お昼をご飯を食べ終わり、しばらくしてから男女岳に登ります。2座目です。


ピークまで階段が整理されていました。下から見るとそんなにキツくないと思っていたけれど結構大変なのだ。


階段がyonejiの歩幅に合わないのよ。勾配も所々急。


でも、途中足を止めて見る景色は素晴らしい。とても素敵な光景だよ。



ピークに到着。

ここも岩だらけ。



赤く焼けただれたような岩を見ると秋田駒ヶ岳は火山なんだなあと思うのでした。





ここでもパチリ。


さあ、降りましょう。

階段に足を引っ掛けないように慎重に降りていきます。


今度は、横岳に登りそこから焼森に向かいます。


横だけに向かう登山道は狭く、短くても所々急峻です。


やっと尾根に着きました。

オーこれは絶景。

遠くにyonejiたちが登った男岳が見えます。

へー、あそこに登ったんだ、と感動。


しばらく尾根を歩くと横岳に到着。3座目です。

見渡すと荒涼とした風景がここにも広がっていました。




ここから焼森に向かって行きます。

ここからは平坦な道なので楽ちん楽ちん。



楽ちんと思っていたら、焼森のピークに向かって上り坂。


異様な光景。

焼森と名前がついているのがうなづくことができます。

噴火で吹き出した礫が積もっているのでしょうか。



滑りやすい道を踏みしめて登っていきます。


焼森のピーク。本日4座目です。



パチリ。

今まで見てきた秋田駒ヶ岳と全然違う光景が広がっているのでした。かつて恐山でみた光景に似ています。



では、登り始めた8合目に戻りましょう。


降りながら目に入ってきたのがコマクサ。

もう花は終わったと思っていましたが、咲いていました。


こんな荒涼とした山肌にこんなに綺麗な花が咲いているのでした。


コマクサを見ることができただけで、今日苦労して登った甲斐があったと思いました。






焼森からの下りは大変でした。

SさんとTさんは山を歩き慣れているので羨ましい。


それでも慎重に足を進めるSさん。


途中後ろを振り返ると登った焼森が見えます。


所々、ロープやチェーンにつかまりながら降りて行くのでした。



雨水が流れたようなところも降りていくよ。



上りも大変でしたが下りはそれ以上。

山を侮ってはいけないね。



新道コース、男岳コース、男女岳コース、シャクナゲコースを登って降りてきました。


そしてバスでアルパこまくさに戻りました。


アルパこまくさからは田沢湖が見えました。


帰り道は、お決まりのソフトクリームを3人で。

醤油ソフトクリーム。

ペロペロ。

うま〜い。



初めての秋田駒ケ岳、きついところもあったけれど、素晴らしい風景に出会うことができ、そして花たちを愛でることもでき、とても充実した一日となりました。花の秋田駒ヶ岳、そう言われるのも納得。


連れて行ってくれたSさん、Tさんに感謝です。


ということで、秋田駒ヶ岳に登ってきたyonejiの独り言でした。





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