10月某日 AM5時30分

マスター 「麺王殿、準備はよろしいかな?」

麺王 「うむ」
「それにしても、ちと出発が早すぎはせぬか?」
マスター 「フッ、何も知らぬようだな」
「よいか!」
「讃岐の民は朝食からうどんなのだ」
「人気店は朝6時からやっておるからな」
「昼頃のこのこ行っては、麺がなくなって終了している恐れがあるのだ」
麺王 「ほう、流石はうどんの国」
「聞きしに勝る修羅の国よな」
マスター 「怖気づいたかな?」

麺王 「おらぁ、ワクワクしてきたぞ!」
マスター 「あんた、別の人になってるぞ」

マスター 「さて、SAで一服するとしよう」

麺王 「むぅ、朝飯食ってないから、タコ焼きでも食おうと思ったが、
早すぎて店が開いておらぬ・・・」

マスター 「この馬鹿弟子が~!」
「せっかく、美味いうどんをハシゴしようというのに、
いきなりタコ焼きなど食ってどうする!」
いきなりタコ焼きなど食ってどうする!」
麺王 「そ、そうであったわ!」
「危うく、高級ソープに行く前に、
つい見飽きたAVで抜くようなものであったわ」
つい見飽きたAVで抜くようなものであったわ」
マスター 「・・・・」

マスター 「さあ、一軒目に着いたぞ」
「ここは出汁が素晴らしいのだ」

麺王 「うむ、見事!」
「一升瓶に入れてラッパで飲み干したいところだ」
マスター 「わしはネギすらも入れぬ」
「さあ、グズグズするな、次へ行くぞ!」

麺王 「ちょ、ちょっと、止めてくれ!」
マスター 「どうした?」
麺王 「しばし、そこのミニストップへ寄ってくれぬか」
マスター 「お主、いったい何を食っておる?」

麺王 「期間限定、アップルマンゴーパフェだ」
「高知にはミニストップが無いからな」
「こういう時に食わねば」
マスター 「ならば、わしはキャラメルプリンパフェで」

麺王 「な、なんか、ちょっと冷えてきた・・・」

マスター 「フッ、マンゴーなんか冷凍に決まっておるだろ」
「だから、わしはプリンパフェにしたのだ!」
麺王 (先に言えよ! このジジイ!)

マスター 「さあ、次はこの店だ」
麺王 「ここは、熱いかけにしよう」

マスター 「お主、海老天など乗せおって、随分と余裕だな」
麺王 「コロッケと迷ったんだが、この海老天が130円だったのでつい・・・」

マスター 「ここは目立った特徴はないが、
全てが高いレベルでバランスがとれておる」

麺王 「う~ん、海老天、ウマし!」
マスター 「海老天かよ・・・」
つづく