
麺王 「さあ、今日の昼はこれを食べるぞ!」

麺王 「麺王特性レバニラ味噌ラーメンだ!」

ユリア 「何これ? 昼間からレバニラ?」
「風俗でも行く気か?」
麺王 「見損なってもらっては困るな」

麺王 「これだ」
ユリア 「献血・・・それでレバーか」
「安直だな」
麺王 「昼に食っておけば、血を抜いた直後に補充ができるという寸法だ!」
ユリア 「そんなに早くはないと思うけど、まあ、いいわ」
「40リッターでお願いするわ」
麺王 「ガソリンスタンドか!」
「さすがの俺もそんなに血の気多くないって!」
ユリア 「それにしても、そんなハガキ一枚でよく行くわね」
麺王 「フッ、ただのハガキと思うなよ」

麺王 「見るがいい!」
「うら若き乙女の手書きだぞ!」
「ハートマーク付き!」
「しかも、ピンク!」

ユリア 「おまえ、バカだろ!」
「そんなもん、日本赤十字社の窓際族のオッサンが
ハナクソほじりながら書いてるに決まってるだろ!」
ハナクソほじりながら書いてるに決まってるだろ!」
「アイドルのサインと同じだ」

麺王 「うぅ、やかましいわ!」
「俺のハガキだけは特別なの!」
ユリア 「めでたいヤツだ」
「まあ、いいけどね。誰にも迷惑かかってないし」

麺王 「ただいま」
ユリア 「お疲れ」
「で? うら若き乙女とやらはいたのか?」
麺王 「う、うん・・・」
「いまいち・・・」

ユリア 「だろ!」
「献血センターの看護師は夜勤が無いから、兼業主婦が多いと思うぞ」
麺王 「な、なんだと・・・」
「そういうカラクリであったか」
「俺としたことが、不覚であったわ!」
ユリア 「ま、無駄な期待はしないことだな」
麺王 「さて、ちょっとトイレにでも行くか」

麺王 「フフフ、看護婦狙いなど元よりフェイク!」
「我が真の狙いは献血に訪れた人の良い娘たちよ」
「やはり、頼まれたら断れない性格なのか、
あっさり連絡先をゲットできちゃったもんね」
あっさり連絡先をゲットできちゃったもんね」
「早速、電話かけてみるか(ドキドキ)」
プルルルルル~ ガチャ。
電話 「はい! 楽凶体育大学、相撲同好会っス!」
麺王 「・・・・・・・」
電話 「もしも~し! 道場破りっスか~!」
「ドスコ~イ!」

ブチっ!・・・・・