
麺王 「今日は、春の麺祭りを開催するぞ!」
ユリア 「記事にしてない写真が溜まっただけなんじゃ・・・」

麺王 「まずは、山形だるま屋の味噌ラーメン」
ユリア 「山形だけど、福島の五十嵐製麺の製品ね」

麺王 「からし味噌って言うけど、唐辛子系の辛さじゃない」
「スッキリとした塩分が強い味噌だな」
ユリア 「東北の味噌は、北海道の味噌とは、また違った美味しさがあるわね」

麺王 「次はこれだ」
「初めて見つけた、長崎のメーカーの生麺だ」
「なんと、2食分で98円という安さだぞ」
ユリア 「九州なのに、あえて豚骨じゃなくて、豚骨醤油?」
「なんか怪しいわね・・・」

麺王 「な、なんというか、世の中、安物と化物は無いというやつだな」
ユリア 「ハッキリ言って、美味しくないわ!」

麺王 「そんな事もあろうかと思ってな」
「コレを用意しておいた!」
ユリア 「おおっ! 真田さんのような手際の良さ!」
「だったら、最初から使えっての!」

麺王 「続いて、マルちゃんの焼きそば弁当だ」
ユリア 「スープが付いてるだけで、なんで弁当?」
「こんな弁当持って出かけても、お湯がなきゃ役に立たないじゃない!」
麺王 「ええい! 正論ウザい!」
「麺を戻した後の湯を再利用するというアイデアのスゴさが分からんのか!」
「原子炉のプルサーマルは、これが元ネタだぞ!」
ユリア 「回りくどい嘘はやめてよね」

麺王 「とは言ったものの、麺を戻した後の湯は油臭くてあんまり美味しくないな」
ユリア 「これって、普通にお湯で溶いたら、
それなりに美味しいスープなんじゃない?」
それなりに美味しいスープなんじゃない?」
麺王 「うむ、ANAの機内サービスのスープに近い味じゃないかな」
ユリア 「ああ、アレな」
「一時間足らずのフライトで、いちいち飲み物なんかいらないんだけど」
「てか、客室乗務員なんていらんから、その分、安くして欲しいわ」
麺王 「なんだと!」
「それじゃ、飛行機に乗る楽しみが半減するではないか!」
ユリア 「キャバクラじゃないんだぞ」
麺王 「当たり前だ、水商売と一緒にするな!」
「ピシッとした制服姿に、キリッとアップにした髪がたまらんのだ」
ユリア 「だったら、そういう店に行けばいいじゃん」
「変態オヤジは、コスプレバーにでも行ってろ!」

ユリア 「ちょっと、ここからは、あたしが仕切るわ!」
麺王 「ほう、面白い」
「お手なみ拝見といこうか」

ユリア 「じゃあ、まずは牡蠣を酒蒸しにします」
「このスープにお湯を足して」

ユリア 「塩ラーメンを作ります」

ユリア 「牡蠣をトッピングしたら、はい、完成!」
「どうよ?」

麺王 「ぬうぅ、確かに絶品だ!」
「だがな・・・」
「自分の実力ではなく、牡蠣のおかげだという事を忘れるな!」

ユリア 「フッ、負け惜しみを!」
「おまえは、ランバ・ラルか!」