
ユリア 「なんかラーメンも飽きたし、何か変わった物ないの?」

麺王 「ならば、コレなんてどうだ?」
ユリア 「ラーメンじゃん!」
麺王 「ただのインスタントラーメンではないぞ」
「ベトナム製だ!」
ユリア 「え? 大丈夫なの?」
麺王 「何がだ?」
「べトナムといえば、日本に次ぐインスタントラーメン大国だぞ」

ユリア 「食べるラー油みたいなオイルが入ってるわね」

麺王 「完成!」
「伸びてるわけじゃないぞ」
「お湯が350ccだから、スープが少ないんだ」
ユリア 「あら、意外とクセがなくて美味しいわ」
麺王 「レモングラスっていうから、もっと酸っぱいのかと思ってたが」
ユリア 「むしろ、スープの旨みを引き立てる絶妙な酸味ね」
麺王 「麺は細めのフライ麺だは、日本製と遜色ないな」
ユリア 「これなら、また、食べてもいいわね」

ユリア 「このところ、毎日、正男暗殺のことばっかり言ってるわね」
「特に重要な人物でもないし、日本には関係ないと思うんだけど」
麺王 「国家主導によるテロを弾劾したいんだろうな」
「世の中には、悪者がいた方が都合がいい連中がたくさんいるんだよ」
ユリア 「分かりやすい敵国がいた方が、大衆を操作しやすいのは確かね」
麺王 「そんなことより、もっと重大なことがある」
ユリア 「なに? トランプか?」

麺王 「いや、喫煙防止法だ!」
「あれは、いったい何の冗談だ?」
ユリア 「受動喫煙を防ぐため、人の集まる場所は禁煙にしようってことでしょ」
「別に冗談ではないわよ」
麺王 「駅とか病院とかは解るが、飲食店は各店の判断に任せればいいだろ」
「全面禁煙の方が客が入るなら、そうすればいい」
「それに、居酒屋まで規制するのはおかしいだろ」
ユリア 「居酒屋やラーメン店など、子供がいる場所って言ってるわね」
「なんで、居酒屋に子供がいるのかな?」

麺王 「アホな親が子連れで飲みに来るんだろ」
「しつけのできてないガキの方が、よっぽど迷惑だ!」
「居酒屋なんか未成年お断りでいいんだ!」
「ガキはマックかファミレスにでも行ってろ!」
ユリア 「て言うか、そもそもは、ガン患者を減らそうって趣旨でしょ」
麺王 「それが、まず怪しい」
「ガンなんてのは遺伝の要素が大きいはずだ」
「タバコを吸ってなくても肺ガンになる人もいるし、
吸っててもならない人もいるじゃないか」
吸っててもならない人もいるじゃないか」
ユリア 「そうかもしれないけど、百害あって一利なしだわ」

麺王 「黙らっしゃい!」
「俺がムカつくのは、国ぐるみで悪者扱いしておいて、
税金をガッツリかけてることだ」
税金をガッツリかけてることだ」
「そんなに悪いんなら、生産自体を禁止しろよ」
「JTを解体しろよ!」
ユリア 「税金払うのが嫌ならやめればいいじゃん」

麺王 「いや、意地でもやめぬ!」
「もう、こうなったら自分で作ってやるわ!」
「とりあえず、アボカドの葉がデカいから乾燥させて燃やしてみよう」
ユリア 「タバコより身体に悪そうね」
「キャンディーやガムで我慢したら?」
麺王 「それは全く別物だ!」
「タバコが吸いたいんだ!」
「他の物じゃダメだ!」

ユリア 「じゃあ、美女のオッパイだったら?」

麺王 「今すぐ、やめます!」
「迷わず、やめます!!」
「マッチもライターも処分します!」

ユリア 「おい! あんたの意地は、そんなもんか!」
「哺乳瓶でも吸ってろ!」