
麺王 「今日は、珍しいラーメンを食べるぞ」

ユリア 「地酒らうめん?」
麺王 「酒粕が練りこんであるんだろうな」
「縄文雪つららの水って言われても良く分からんが」
ユリア 「君が代って社名も珍しいわね」
麺王 「なかなか大胆だな」
「祭日には日章旗を掲げてるに違いない」

麺王 「完成だ」
「初物を頂くのはワクワクするな」
ユリア 「それ、セクハラ!」
麺王 「・・・・・」
ユリア 「あら、なかなか美味しいわね」
「ほとんど、酒の香りはしないけど」
麺王 「塩味のスープも大手メーカーといい勝負だ」

ユリア 「この麺、そうめんみたいにツルツルだけど、ちゃんとラーメンの味ね」
麺王 「ああ、白くてツルツルで、まるで雪国の女性の肌のようではないか」
ユリア 「はい! それも、セクハラ!」
麺王 「何だ? さっきから」
「桜井翔が同じこと言っても、セクハラって言うのか?」

ユリア 「言うわけないでしょ!」
「セクハラってのは、相手次第なのよ」
「ムカつく相手の時だけ、
ウゼェんだよ、ジジィ! 黙ってろ!って意味になるのよ」
ウゼェんだよ、ジジィ! 黙ってろ!って意味になるのよ」

麺王 「なんたる理不尽」
「この世の主導権は女性が握ってるのか・・・」
ユリア 「そうよ」
「男を上手く立てるのが、イイ女ってもんよ」
麺王 「おい! それはセクハラにならんのか?」
ユリア 「そう思ったとしたら、勃たない男のひがみね」

麺王 「言いたい放題だな、キミ」
「だが、セクハラが怖くてブログができるか!」
「むしろ、この俺にとってはセクハラ認定など勲章にも等しい」
ユリア 「あんた、いったい何を目指してるんだ?」
「セクハラ大王か?」
「麺王じゃなかったのか?」

麺王 「MEN王だ!」

ユリア 「うっ、そう来たか・・・」