
麺王 「さて、今日は年越した蕎麦にでもしようかな」
ユリア 「なんか、ひねくれてるわね」
麺王 「何とでも言うがいい」
「久しぶりに、奥義、斗人露蕎麦を見せてくれるわっ!」
ユリア 「そういや、そんなのもあったわね・・・」

麺王 「見るがいい!」
「斗人露蕎麦 ver2017だ!」
ユリア 「何が違うのかは聞かないことにするわ」
麺王 「いや、聞いてくれ」
「今回は、つけダレに、つけ麺のタレを使っておる!」
ユリア 「確かに、麺つゆとは違った濃厚な味がするわね」
「て言うか、トトロ関係ないのね・・・」

ユリア 「ねえ、ちょっと、これ見て」
麺王 「ほう、元旦から幸先いいな」
ユリア 「内容が、チンコ生え変わりじゃなかったらな」
麺王 「・・・・・・」

ユリア 「そういや元旦て、毎年、寒中水泳とかやってるわね」
麺王 「何のつもりなのか、全く理解しがたいな」
ユリア 「どうせ、最初からバカだから風邪もひかないんでしょうけど」
麺王 「いや、バカは風邪をひくぞ」
「自己管理できないから」
「酔っ払って、外で寝たりするし」
ユリア 「じゃあ、今頃、風邪ひいてる奴もいるかもね」
「あれって、寒さに耐えて、精神を鍛えてるんじゃないの?」
麺王 「一時の寒さなんて、知れてるだろ」
「日本だし」
「そもそも、そんなもの、大した精神的苦痛じゃないぞ」
ユリア 「肉体的には負担だけど、みんなでやってれば、恥ずかしくはないわね」

麺王 「どうせ海パン一枚になるなら、そのまま新幹線に乗って
東京まで行く方が、よほどメンタル的に強くなれるぞ」
ユリア 「間違いなく、東京駅の人混みが割るわね」
「モーゼのように」
麺王 「長時間に渡って、何百人に見て見ぬフリをされるのだ」
「これに耐えられたら、
PK戦の5人目でも平常心で蹴られるようになるだろう」
PK戦の5人目でも平常心で蹴られるようになるだろう」
ユリア 「まあ、何かが吹っ切れそうではあるわね」
「心が壊れなかったら・・・」

麺王 「あと、毎年いるよな」
「冬山に登って遭難するバカ!」
「なにが良くて、雪山なんか登らにゃあならんのだ」
ユリア 「それは、そこに山があるからって誰かが言ってたわ」
麺王 「幼児か?」
「そんな知能レベルだから、遭難するんだろ」
「レスキュー隊はガキのお守りじゃないぞ!」
ユリア 「ほんと、迷惑この上ないわね」
「法律で禁止したらいいのに」
麺王 「せめて、ライセンス制にして、知力と体力を厳正にテストすべきだな」
ユリア 「そもそも、考えが甘いんでしょうね」
麺王 「本人が好き勝手やって死ぬのはいいけど、
周りの事を考えたら常識ある人間にはできないよな」
周りの事を考えたら常識ある人間にはできないよな」
ユリア 「あんたが常識を語るなんて、調子狂うわ」

麺王 「何を言うか!」
「俺は元から宇宙的な常識人だ」
「ギャラクティックコモンセンスだ」
「宇宙的スタンダードからすると、バカな地球人が非常識なのだよ」

ユリア 「そうそう!、それでこそ、あんただわ」

麺王 「ん?」