
ユリア 「昨日は暑かったけど、今日は急に涼しくなったわね」

麺王 「ああ、今日はコレにでもするか」
ユリア 「辛ラーメンと同じ韓国のメーカーのやつね」
麺王 「ああ、電機製品と国と政治家は腐ってるが、このラーメンは美味いぞ」
ユリア 「政治家に関しては日本も他国のこと言えないけどねぇ・・・」

麺王 「サッパリしてるけど、牛肉のダシが効いてて、なかなか美味いな」
ユリア 「カップヌードルの牛テールより美味しいわね」
麺王 「豚骨や味噌もいいが、たまには、こういうのも良いもんだ」

麺王 「ぬぅ、何ということか!」
「今まで、俺が信じてきたのは、いったい何だったのだ!」

ユリア 「どうかしたの?」
「珍しく、ショックを受けてるみたいだけど」
麺王 「ティラノサウルスっているだろ?」
ユリア 「???」
麺王 「どんなのか知ってる?」

ユリア 「ジュラシックパークのあれだろ?」
「こんな感じじゃないか?」
麺王 「それがな・・・」

麺王 「最新の情報だと、こんな事になってるのだ!」
ユリア 「なにこれ?」
「毛が生えてるじゃん!」
麺王 「2年前に中国で鵜毛が生えたティラノサウルスの化石が発見されたのだ」
「そもそも、北米にしかいなかったと言われておったのに」
ユリア 「まあ、その時点で発見されてる遺物から想像してるだけなんで
最新情報で更新されるのが当然なんじゃないか?」
最新情報で更新されるのが当然なんじゃないか?」
麺王 「それにしても、話が違いすぎるだろ」
「ティラノサウルスがダチョウに近い生物だったなんて・・・」
「ショックで麺が喉を通らぬ」
ユリア 「嘘、おっしゃい!」
「だいたいそれが、どうしたのよ」
「あんたに関係ないでしょ」
麺王 「おまえだって、ダイヤがウンコの化石だったら嫌だろ?」
ユリア 「別に!」
「今、ダイヤなら、過去がウンコでも気にしないわ」

麺王 「ロマンが無いなぁ・・・」
「そんなんだから、いつまで経ってもプアオッパイなんだよ」

ユリア 「はぁ?!」
「何を言っちゃってくれるわけ!?」

麺王 「大きな胸には夢が詰まってるって言うだろ?」

ユリア 「言わねぇよ!」
「てか、あんたの夢が詰まってるんだろうが!」
麺王 「じゃあ、あの分厚いパッドは何?」
「防弾チョッキ?」
ユリア 「あ、あれは洋服を着こなす為のオプションパーツなのよ」
麺王 「詐欺だな」
「ゴジラの先祖と思わせといて、実はダチョウでしたっていうのと同じだ」
ユリア 「それは、あんたらが勝手に勘違いしたんだろうが!」
「ティラノサウルスに罪はないわ!」
「あと、あたしにも!」
麺王 「確かに、」
「偏見や思い込みは判断を誤らせるものだな」
ユリア 「良い事言ってる風だけど、そもそもの着眼点が過ちなんじゃ・・・」