
ユリア 「キッチンの収納から、こんなの出てきたけど・・・」

麺王 「こ、これは、酸辣湯麺じゃないか!」
ユリア 「賞味期限、5月だけど・・・」
麺王 「ノープロブレム!」

麺王 「具材はニンニク増量でいくぞ!」

ユリア 「溶き卵で仕上げてあるのね」
麺王 「ううむ、やはり、この酸味とニンニクが絶妙にマッチしておる」
ユリア 「あんた、けっこう、酸っぱいの好きよね」
麺王 「ん? それは、お前の腹は妊娠3ヶ月とか言う前フリでしょうか?」
ユリア 「お、おまえ、腕を上げたな!」

麺王 「昔、30歳まで童貞だったら、
魔法使いになれるっていう伝説があってな・・・」

ユリア 「ほんと、男子ってバカね」
「魔法使いなんて、有史以来、一人としていないじゃないの!」
麺王 「それが、そうでもないのだ」
ユリア 「はい?」
麺王 「実は、あのベートーベンやニュートンは生涯童貞だったらしいぞ」
ユリア 「それって、子孫がいないっていうだけで、誰が証明できるのよ?」
麺王 「さあ、おそらくは、そういう本能が全く無かったんじゃないか」
ユリア 「つまり、アレだ」
「煩悩が完全に無かったから、あれだけのことが出来たっていうことね」

麺王 「うむ、だいたい男の脳の99%はエロに使われてるからな」
「それが無いということは、
常人の100倍の働きをすると言っていいだろう」
常人の100倍の働きをすると言っていいだろう」
ユリア 「なんだ、それ!」
「どこの北斗神拳?」
「せめて50%以下にして欲しいわね」
麺王 「そうすると、今度は長生きできないんだよな」
「ベートーベンって30代で亡くなってるだろ」
ユリア 「じゃあ、何か、エロいやつほど長生きするのか?」

麺王 「その通りだ!」
「生涯現役って言うだろ!」
ユリア 「それは、意味が違うから!」
麺王 「いや、間違ってないってば!」
「100歳で畑を耕してるジジイとかいるんだぞ」
「夜な夜な鍛え上げた、鋼の足腰に違いない」
ユリア 「昨日、敬老の日だったんだけど・・・」
麺王 「うむ、ご長寿様はニュートンより尊敬してるぞ、マジで!」
ユリア 「なんか、嫌なリスペクトだな・・・」