
麺王 「おい! さっき凄いことがあったぞ!」
ユリア 「???」
麺王 「島田屋家具の前でアヴェンタドールに出会った!」
ユリア 「はい?」
「家具屋のドールが何だって?」
麺王 「違うわ!」
「ランボルギーニ、アヴェンタドールだ!」

麺王 「これだ、これ!」
ユリア 「ああ、車ね・・・」
麺王 「初めてホンモノ見ちゃったよ!」
「低速なのに、凄いかん高い爆音だった!」
ユリア 「へぇ、そりゃ、良かったわね」
「たかが車を見たぐらいで、そこまで嬉しいもんかね?」

麺王 「たかが、だと?」
「あれは別格だ!」
ユリア 「ふ~ん、別格って、いくらぐらいするのよ?」
麺王 「新車だと、4300万ぐらいかな?」
ユリア 「はあ? 有り得ない値段ね」
麺王 「うむ、もし宝くじが当たっても、買う勇気は無いな・・・」
「マックのドライブスルー通れないし・・・」
ユリア 「て言うか、4300万の車でマックは行きにくいわね」
「せめて、モスにして・・・」
麺王 「似たようなもんだろ!」
ユリア 「なんか急にマックが食べたくなってきたわ」
「買ってきてよ! アルトワークスで!」

麺王 「はい、必勝バーガー」

ユリア 「なんか、物もネーミングも安易ね」
麺王 「まさかの一回戦敗退バーガーってわけにもいかんだろ?」
ユリア 「それぐらいの遊び心があってもいいじゃん」
麺王 「それはユーザーがアレンジすればいいのだ」

麺王 「ビッグマック、フィレオフィッシュ、チキンクリスプを使って・・・」

麺王 「これぞ、世に言う陸海空バーガーだ!」
ユリア 「バカじゃないの?」
「どうせ食べる時、バラすんでしょ?」
麺王 「それはそうだが、おかげで、ひとつ気が付いてしまった事がある」
ユリア 「己の馬鹿さ加減か?」
麺王 「いや、フィレオフィッシュには
ビッグマックのソースの方が美味しいということだ!」
ビッグマックのソースの方が美味しいということだ!」
ユリア 「そんなの、どうしようもないだろ!」
麺王 「なんで?」
「注文の時に頼めばいいじゃん」
ユリア 「うわっ、メンドくさい客だな・・・」
麺王 「もしくは、社長にでもなるか・・・」
ユリア 「それで、ランボルギーニが通れるドライブスルーにすれば?」
麺王 「そ、そうだった」
「ランボルギーニ、すっかり忘れておったわ・・・」