
麺王 「さて、今日はこれでも試してみるか」
「赤いソースだし、パスタがよかろう!」

ユリア 「カレーの香りだけど、見た目はトマトソースね」
「それにしても、エノキとエリンギがたくさん入ってるわね」
麺王 「うむ、キノコ類は熊本産らしいぞ」
「カレーの辛さは無く、トマト由来の酸味が強いな・・・」
ユリア 「美味しいけど、もうちょっとカレー寄りの方が私は好みかな・・・」
「ボンカレーの大辛とニコイチしたら良いかも」
麺王 「まあ、半額で買ったから、十分満足だ」

ユリア 「そういや、今日のギザ玉子は3段なのね」
麺王 「次は4段に挑戦する所存である!」

ユリア 「それにしても、毎日、暑いわね~」
麺王 「うむ、この膨大な太陽エネルギーを使わぬ手はないのだが・・・」
ユリア 「あるじゃん、太陽光発電とか・・・」
麺王 「いや、あれは光の粒子で電子を動かすだけだから出力が低い」
「熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換する技術があればなぁ・・・」
ユリア 「いつまでも化石燃料に頼っているわけにはいかないもんね」
「原子力発電はどうなのかな?」
麺王 「仮に安全面がクリアされたとしても課題が多いな」
「核融合のエネルギーは莫大だが、
いまだに電気にするのに蒸気でタービンを回してるからな」
いまだに電気にするのに蒸気でタービンを回してるからな」
「おそろしく無駄が多い」
「それに、石油と同じでウランの量も限られておる」
ユリア 「ウランって、日本でも採れるし、けっこうあるんじゃないの?」
麺王 「いや、原発で使うウラン235は全ウランの0.07%にすぎぬのだ」
ユリア 「え? じゃあ、残りの99.3%は捨ててるのか?」
麺王 「残りはウラン238なんだが、これを精錬してプルトニウムを作るのが
いわゆる高速増殖炉だ」
いわゆる高速増殖炉だ」
ユリア 「あ、それ、聞いたことあるわ」
「結局、プルニウムとかで使えるんだからいいじゃん」
麺王 「だが、その高速増殖炉は死ぬほど金がかかるのだよ」
ユリア 「ん? で、結局どういうこと?」
麺王 「要は今のままでは技術的に未熟で、
続けるなら本気で研究開発しなければ、先は無いということだ」
続けるなら本気で研究開発しなければ、先は無いということだ」
ユリア 「なかなか、エネルギー問題は難しいな・・・」
「何かいい手は無いものか・・・」

麺王 「ところが、一つだけある!」
「そして、すでに、うちと向こう三軒の電気を供給しておるわ!」
ユリア 「うそ? マジで! いつの間に?」
「どうやって発電してんの?」

麺王 「フッ、教えてやろう」
「先生っ! どうぞっ!」

ピカチュウ 「ビーガー、ビガー!」

ユリア 「なっ!なんじゃこりゃぁ?」
麺王 「おい! ピカチュウ先生に失礼だぞ!」
「この御方こそ、食事だけで大量の電気を発生させる技を持つ、
人類の救世主なのだぞ!」
人類の救世主なのだぞ!」
ユリア 「ま、マジか~!」
「それで、この大先生は何をお召し上がりになるんだ?」
麺王 「プルトニウムだ」
ユリア 「えっ!?」